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    日産京都/愛知自動車大学校:「フェアレディX」と「セレナもくもくキャンパー」を製作【東京オートサロン2023】

    2代目日産ムラーノを新型フェアレディZのクロスオーバーSUV風にカスタマイズ&5代目C37型セレナをクロスオーバーミニバン化

    • #イベント

    2023/02/10

     2023年1月13~15日に千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」で、日産京都自動車大学校は、2代目TZ51型日産ムラーノをベースとしてRZ34型新型フェアレディZのクロスオーバーSUV風に仕立てた「フェアレディX」を展示。また日産愛知自動車大学校は、5代目C37型セレナをクロスオーバーミニバン化した「セレナもくもくキャンパー」を出品した。

    日産京都自動車大学校「フェアレディX」

     前回2022年のオートサロンで新型フェアレディZの日本仕様プロトタイプが初公開されるとともに、その新型を初代S30型フェアレディZの「Z432R」風に仕立てた「カスタマイズドプロト」が参考出品。そして今回のオートサロンではその市販モデル「カスタマイズドエディション」が発表されている。

     日産京都自動車大学校が今回製作した「フェアレディX」は、Z432Rを彷彿とさせる「カスタマイズドプロト」のオレンジをイメージしたボディカラーへ塗装(ルーフ部はブラックに塗装)。また前後ライトとフロントバンパー&グリル上部、ボンネット前部に新型フェアレディZの純正部品を用いることで、新型Zらしいスタイルを巧みに構築した。なお、フロントバンパー開口部下側にはR35型GT-Rのものを流用している。

     その一方で、リヤのドア後部やフェンダー、バンパー、バックドアは発泡ウレタンで成形したのちFRPを貼り付けたものを新造。製作に携わった日産京都自動車大学校の学生によれば、「新型Zのテールランプの形状にムラーノの外板を合わせ、さらにプレスラインを入れるのが本当に難しかった」という。

     だがその甲斐あってか、完成した「フェアレディX」はまさに「フェアレディZクロスオーバー」。日産自身がこのようなモデルを開発・販売しても何ら不思議ではないと感じさせる完成度の高さだった。

    リヤまわりは新型Zのテールランプに合わせ、バックドアを含めて全面的に変更

     日産愛知自動車大学校がロックペイント協力のもと製作した「セレナもくもくキャンパー」は、9代目Y33型セドリック・グランツーリスモのヘッドランプと3代目Z12型キューブのフロントバンパーを使用(後者はセレナの車幅に合わせて拡幅)。さらにフロントグリル・フェンダーとボンネットを発泡ウレタンとFRPで新造することにより、ベース車の鋭いフロントマスクを和やかな表情へ一変させている。

    日産愛知自動車大学校「セレナもくもくキャンパー」

     そして、右リヤスライドドアを跳ね上げ式とすべく、ヒンジを自作のうえ溶接。また跳ね上げた状態を維持できるよう、Z34型フェアレディZのバックドアダンパーも併用している。さらに、スライドドアレールが不要となった右リヤフェンダーにはパテを盛り、滑らかなパネル形状に整えた。

    跳ね上げ式に改造された右リヤドア

     そのほか、ルーフキャリアやリヤラダー、リフトアップサスペンションキットを装着し、ルーフパネルはB30型ラフェスタのガラスルーフに交換。室内にはワンオフのベッドを備えることで車中泊を可能にし、キャンパーらしいアウトドアテイスト溢れるクロスオーバーミニバンに仕上げている。

    リヤまわりにはルーフキャリアやラダーを装着

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