JOURNAL 

    プロトリオス ユーザーレポート VOL3

    • #その他

    2022/08/24

    アフターフォローの手厚さで業務効率を改善

    八千代自動車
    社長=有江明 所在地=東京都墨田区堤通1-2-9
    使用ソフト=ラクロスPM

    4台構成で作業効率を重視

    東京スカイツリーを臨む東京都墨田区と足立区を結ぶ墨堤通り沿いに八千代自動車はある。1950年にタクシー会社として創業した同社は、自社の鈑金塗装を主軸に、1981年からはサブディーラーとして新車販売や鈑金塗装及び整備を行ってきた。鈑金塗装は自社タクシーと直需客がメインで下請け受注はしていない。また、整備は直需客がメインとなっており、そのほかにリース車両及びガソリンスタンド、レンタカー会社からの入庫などとなっている。
    同社がプロトリオスのソフトを導入したのは2007年から。当初は顧客管理ソフトと他社鈑金塗装見積りソフトの組み合わせだったが、2018年に鈑金塗装、整備がセットになったラクロスPMを導入した。導入を決断した理由について芝田達夫課長は、「長年付き合いのある担当者によるアフターフォローの手厚さ」を挙げる。「ソフトの使い方だけでなく鈑金作業時の疑問などにも答えてもらえるなど細かい部分のフォローはとても助かった」。
    社内では整備部と鈑金部で業務を分担しており、整備+鈑金2台、整備2台の4台で業務を行っている。親機では両部署の数字を確認できるように設定をしている。4台構成にした理由は、「1台だけにするとPCを使っている間の待ち時間などは大きなロスとなる。それを避けて効率化を図るために各部署がそれぞれ仕事に集中できるように複数台を設置した」。

    ソフトの活用と生き残りを目指して

    ラクロスPMの使いやすさとして「各部署の細かい売り上げ分析」を挙げる。売り上げを部品価格や材料費、オイルなどの分野で細分化。また、両部署ともスケジュール管理をし、工程管理を徹底する。「来た仕事をやる意識ではなく、お客様から仕事をもらってやっているという自覚を持ってもらいたい」という思いから分析結果をスタッフと共有することで売り上げに対する意識を高め、効率的な収益化を図る。また、「ソフトのすべての機能を使いこなせているわけではないので、サポートや営業の人から有効な使い方を教えてもらい、引き続き効率化を目指していきたい」とさらなる業務効率化を進めていく。
    しかし、これからの業界への不安もある。「下請けに出していた町の鈑金塗装工場が高齢化を理由に廃業した。人材不足や高齢化、売り上げの減少など様々な問題を前に我々は生き残りをかけて闘っている最中にある。今後、電気自動車がメインとなると思われるがその時に対応できる技術をしっかりと身につけておくようにしておきたい」と話す芝田課長。ソフトを有効活用し、人材不足を作業効率で補い、この難局を乗り越えていく準備を整える。


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