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    国交省、「自動車整備の高度化に対応する人材確保に係る検討WG」を「自動車整備技術の高度化検討会」下に設置

    自動車整備人材の確保・能力向上策を検討。第1回を2022年6月頃に開催予定

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    2022/05/29

     国土交通省は2022年5月13日、「自動車整備技術の高度化検討会」の下に「自動車整備の高度化に対応する人材確保に係る検討WG(ワーキンググループ)」を設置することを発表した。

    「自動車整備技術の高度化検討会」では、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術や電動車の普及に伴い、自動車の整備に求められる技術も高度化していることから、2011年8月より過去25回にわたり、自動車整備事業者や自動車整備士のあり方について検討を進めている。

    「自動車整備の高度化に対応する人材確保に係る検討WG」を設置した背景として、同検討会の事務局である国土交通省自動車局整備課は、「自動車整備士を志す若者が減少しており、近年、自動車整備要員の有効求人倍率は増加が続き、その解消を図ることが喫緊の課題となっている」と説明。

     また、近年の自動車整備技術の高度化に加え、「今後はレベル4の自動運転車両を用いた自動運転サービスの実現も想定されており、自動車整備士の役割がますます重要になっていく」ことも、理由の一つに挙げている。

     同WGにおける主な検討内容は以下の通り。

    ●自動車整備業に必要な人材の確保に係る検討
    (1)一種養成施設に入学する学生増加策
    (2)復職者の増加策
    (3)未経験者の採用
    (4)外国人の採用

     さらに、上記(1)~(4)で自動車整備業に従事する者の職場定着に関する検討を併せて実施する。

    ●自動車整備士等の能力向上に係る検討
    (1)一種養成施設で学んだ卒業生や復職者の能力向上策
    (2)自動車整備事業者で勤務している自動車整備士や工員の能力向上策

     同WGは、第1回を2022年6月頃に、以後2022年度内に数回程度開催し検討結果を取りまとめ。2023年度以降は決定した各施策を実施しつつ、その効果把握や改善策の検討を進める計画。

    自動車整備技術の高度化検討会の検討体制(出典:国土交通省「自動車整備技術の高度化検討会」第25回資料)

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