JOURNAL 

    いまさら聞けない故障診断機のこと

    ~2021年10月OBD点検スタートを迎えて~

    • #その他

    2021/10/12

    今回は正規輸入元としてLAUNCHの輸入、卸、販売を展開するロシェル株式会社の坂口社長にインタビューさせていただきます。

    -LAUNCH Techとロシェルについて教えてください。

     中国、深圳に本社を置く世界的な自動車整備機械の総合メーカーLAUNCH Tech。1992年の設立当初より自動車の外部故障診断機の技術力や開発力に優れ世界中の市場にて高いシェアを誇っています。2002年には香港証券取引所のグロース・エンタープライズ・マーケット(Stock Code: 8196)、2011年にはメインボード(Stock Code: 2488)にそれぞれ上場しています。Launch Techでは技術革新と研究開発をビジネスの発展にとって最も重要な要素と考え、特にスキャンツールの分野では国内だけでなく世界各国に研究開発の拠点を置くなど、最新の研究開発から生まれた技術を基に生産される製品は市場でも最も優れたスキャンツールの一つとして世界のプロフェッショナルから評価を受けています。
     ロシェルは、2018年より LAUNCH Tech社 と契約を結び、正規輸入元として日本で販売を開始致しました。参入から3年経ち、有難いことに、現在、全国の板金・整備・車両販売会社等へ LAUNCH製品 を販売し、製品をご利用いただけております。ロシェルでは、製品を販売するだけではなく、ご購入後、スキャンツールの操作のサポート等にも力を入れております。

     当記事では、ユーザー様のスキャンツールに関するお悩みを少しでも解決できれば大変嬉しく思います。


    -OBD点検が10月1日からスタートしました。今回いまさら聞けない故障診断機と題して坂口社長にお話を聞きます。さっそくですが故障診断機の国内利用状況について教えてください。



     ご存じの通り、10月1日よりOBD点検がスタートしました。2021年10月1日より点検基準の見直しが行われ、「OBD(車載式故障診断装置)の診断の結果」が追加されました。1年ごとに、電子制御装置のほかエンジンやブレーキ、ABS、エアバッグなどに不具合がないか、警告灯の点灯・点滅有無を目視で確認し、ある場合はスキャンツールなどで整備することが義務付けられることとなっています。

     警告灯点滅有による故障コードの消去等の使用は当然なのですが、診断料として計上している整備事業者の方はまだまだ少ないと感じています。作業前の診断料として計上しているところはまだ半分程度といったところでしょうか。OBD点検のスタートを機に、ご利用の故障診断機と使用方法について再度ご確認をいただければと思います。

    -なるほど。活用の仕方がわからない方が多いとは思うのですが、
    活用できていないのは、対応メーカーの問題も少なくないようですが‥‥、


     対応可能な自動車メーカー、車種について気になるのはもっともです。アップデートの時期、そのコストと対応を含め購入前にしっかりご確認いただきたいと思います。
     ちなみに、LAUNCHは国内外合わせて約110メーカーへの対応をしております。国産車は全メーカー対応しており、欧州車、米国車にも対応しています。日本市場で走っている車両メーカーほとんどに対応していますが、一部車種や年式によって対応しない場合やアップデートで随時対応する車種もあります。
     また、アフタサポートの面でもLAUNCH正規取扱店だからこそできるアフターサポートを取り揃えております。


    -なるほど。対応メーカーについて確認しておくことが大切なんですね。
    購入後はどうでしょう。アップデートやその費用についても気になります。


     おっしゃるとおりです。せっかく購入しても、ランニングコストにお金がかかったり、アップデートがされなければ購入される意味がありません。当社では機種によって異なりますが、アップデート無料期間のご案内も用意しております。例えば、当社の上位モデルである X-431シリーズ では、アップデートの無料期間が2年間用意されています
    X-431シリーズ・無料アップデート期間:2年間
    https://launch-tech.jp/



    -診断料、またその単価についても鈑金塗装業界で確実に計上できているところは少ないかと思います。今後特定整備にかかわるエーミング対応も求められますが、LAUNCHの故障診断機はエーミングに対応していますか?

     もちろんです。特定整備制度も施行されました。まだ猶予期間はあるとはいえ、鈑金塗装事業者の皆様は早めの対応が必要です。当社もX-431シリーズの診断機はエーミングに対応しています。但し、LAUNCHのエーミング機器が必要です。
    例)X-431診断機+LAUNCHエーミング機器=エーミング可能
      X-431診断機+他社エーミング機器=エーミング不可
    https://launch-tech.jp/


    -購入後のサポートについて、サポート内容や料金は大丈夫ですか?


     診断機操作のサポートは無償で行なっております。
    https://launch-tech.jp/

    -大変勉強になりました。ありがとうございました。

    ロシェル株式会社

    【お問い合わせ先】
    TEL:0725-45-9900

    【お問い合わせURL】
    https://launch-tech.jp/support/




    https://launch-tech.jp/

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