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7月1日より有害物ばく露防止対策補助金の公募が開始
特化則改正に伴う溶接ヒュームの濃度測定費用の1/2を補助
2021/06/11
厚生労働省はこのほど、屋内作業場で金属アーク溶接等の作業を実施する事業者を対象に「有害物ばく露防止対策補助金」を交付することを発表した。補助金執行団体は、全国労働衛生団体連合会(全衛連)。
これは4月1日に施行された特定化学物質障害予防規則・作業環境測定基準等の改正に伴い、呼吸用保護具の選定ならびに換気装置の風量の増加など必要な措置を講じるに当たり実施する溶接ヒュームの濃度測定に対し、費用を一部補助する制度。対象となる事業者は表1の通り。
補助対象は、作業環境測定機関に委託する溶接ヒューム濃度の測定に要する経費で、対象となる経費か基準額と比較して安いほうの金額の1/2が補助され、その上限額は1人当たり2万円、1作業場4万円までとなる(表2)。
公募期間は2回設けられ、第1期が7月1日~8月31日で補助金の予定枠は1億円。第2期は10月1日~11月30日で予定枠は4,200万円。申請は1事業場1回限りで、予定枠を上回った場合は補助金交付規定の定める方法により、交付対象者を決定する。
申請手続きは、まず測定費用を見積った上で、指定の書式で申請。交付決定後、測定を実施し、その結果を報告しなければならない(表3)。その際、交付決定通知前に実施した測定費用は、補助対象とならないため注意が必要。
補助概要の詳細は、執行団体の全衛連(TEL 03-6809-5855)まで。
申請書類等のダウンロード http://www.zeneiren.or.jp
電子申請アドレス hojyokin@zeneiren.or.jp
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