JOURNAL 

    松井板硝子店、エイミング事業を開始

    自動車ガラスにとどまらず、多岐にわたるサービス展開でシェアを伸ばす

    • #トピックス

    2021/04/26

    自動車ガラスのワンストップサービスを展開

     自動車ガラスを扱う業者として富山県で高いシェアを誇る松井板硝子店(数井倫生社長、富山市)は、昨年4月からエイミング事業を開始した。当初の20~30台の実績から着実に取引先からの信頼を集めて台数を伸ばし、今年3月の作業実績は100台を上回った。
     事業化は、昨年1月ころから検討を始めた。「特定整備認証制度において、フロントガラスの脱着・取替が対象作業に当たると聞き、いち早く対応を進め、自動車ガラスのワンストップサービスを展開したいと考えた」(足立一男副社長)。
     幸いにも二級整備士が在籍しており、すぐさま3月に部分認証を取得。4月に電子制御装置整備認証を加えて特定整備認証の看板を掲げた。また黒部店(黒部市)は今年4月、電子制御装置整備の離れた事業場として申請、運輸支局から認証を受けた。
     現在、2拠点・4人体制でエイミング作業に当たる。各拠点にターゲットセット一式を配置し、スキャンツールは汎用機3台、スズキの純正機1台を所有。それらをラッピングした商用バンに積み込み、取引先へ出向いて調整作業を行う。
     調整作業は、フロントガラス脱着・取替後のカメラだけではない。主にターゲットセット購入元の電話サポートを受けながら、ノウハウと知識を習得し、フロントバンパー脱着・取替後のミリ波レーダーやクリアランスソナーなどにも対応する。また走行エイミングが必要な車種であれば、市街地を走行し調整完了まで責任を持って業務に当たる。

    社屋外観

    エイミング作業を担当する向井翼氏(右)と安井彰氏

    ディーラーや工場より車に詳しいガラス施工店を目指して

     取引先はディーラー4割、整備工場及び鈑金塗装工場6割の比率で構成され、すべての取引先と業務委託契約を締結。ディーラーは自社でエイミング作業の体制を整えているところも多いが、「ガラスの脱着・取替作業のついでに依頼をしてもらうことが多い」。また整備工場及び鈑金塗装工場においては、ディーラーに依頼すると1週間待つことも少なくないが、「当社に依頼してもらうことで納期が短縮され、工場にもカーオーナーにもメリットが生まれている」。
     出張ビジネスという性質上、エイミング作業場には充分な注意を払う。水平が取れない、作業スペースが確保できないなど、調整作業が困難だと判断した場合、自社へ持ち帰って調整し、その後納車する。「特定整備記録簿に作業者として自社名を記載するからには責任感を持ち、ただ完了するだけでなく、より精度の高い調整を目指す意識を常に持ちながら作業に臨んでいる」(向井翼氏)。取引先よりも車に詳しい施工店を目指している。
     自動車ガラスの脱着・取替に始まり、ウィンドウリペア、ガラス磨き、ラッピングフィルムの施工、そして新しい柱となるエイミング作業まで、自動車を中心に事業の幅を広げてきた同社。今後は県内にもう1拠点出店する計画も立ち上がっており、多岐にわたるサービスの展開によって、存在感をさらに高めていきたい考えだ。

    エイミング事業をPRするため、自社でラッピングした商用バン

    エイミング作業ツール一式。国産カーメーカー8社にはすべて対応

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