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    JARWA、ヤマダデンキと車検サービスで提携

    • #ニュース

    2021/04/01

     日本自動車車体補修協会(吉野一会長、略称JARWA)は4月1日、全国で家電量販店を運営するヤマダデンキ(小林辰夫社長)と、ヤマダデンキが6月より取り扱いを開始する予定の「ヤマダ車検」に関する業務委託契約について、3月1日に締結したことを発表した。本契約に基づき、ヤマダ車検ではヤマダデンキが集客及び車検依頼の受け付けを、JARWAが提携整備工場への取り次ぎなどの運営管理業務を担う。
     同サービスでは新型コロナウイルス感染症への対応として、引き取り納車を採用。また通常の点検項目に加え、車載式故障診断装置の診断の結果を確認する「OBD点検」(2021年10月1日からは定期点検項目に移行)、指定計測ツール・JARWAバランスゲージによるエンジンルーム対角比及びフロントエンブレム位置の中心性を点検する「車体前部等寸法点検」、センサー動作に影響を与える可能性のある損傷の有無を点検する「窓ガラス損傷点検」を独自点検項目として実施する。
     2020年に特定整備制度がスタートし、電子製装置整備に対する認証が設けられた。さらに2024年には電子制御装置などを対象とした、OBD検査制度が開始される。OBD検査開始後、車体のゆがみによってセンサーが正しい方向を認識できない場合、保安基準不適合を示す故障コード(特定DTC)が排出される可能性もある。
     吉野会長は「整備業界においては、OBD検査がスタートする2024年までに、車検時にボデーのゆがみを見える化し、顧客へ説明できる体制を構築することが求められている。そのためには、整備業界に鈑金塗装業界の考え方を啓蒙していく必要がある」と本事業を通じて、安心・安全な自動車社会の実現に寄与していく考えを示した。

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