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    上田ボデー、水性塗料に適した作業環境の構築及び工程の改善を積極的に推進

    塗装ブース壁面埋め込み式乾燥装置を導入

    • #トピックス

    2021/02/15

     北海道旭川市で、1980年に設立された上田ボデー。1984年に分解整備認証、2010年には指定整備工場認可を取得。さらに電子制御装置整備への対応も率先して進め、2020年中に認証を取得した。また、BSサミット事業協同組合、全日本ロータス同友会、アップル車検グループなど各種団体・グループに加盟し、鈑金塗装や車検・自動車整備から車両販売、レンタカーまで幅広く業務を展開している。
     鈑金塗装の入庫台数は年間約1,700台、冬期の月間処理台数は200台に上る。また、スタッフの労働環境の改善を最大の目的として、2015年には水性塗料を導入。1年間、溶剤系塗料と併用した後、水性塗料一本化への移行を果たした。

    工場外観

     水性塗料の導入に当たっては、「現場と経営陣が一体となって取り組むことが不可欠」(上田敏文社長)と考え、疑問やトラブルが発生すれば、メーカー・販売店への協力要請や設備投資など、解決に向けてすぐに行動することを徹底。水性塗料に対するエアブロー乾燥では、エア内の水分や不純物がトラブルにつながるため、塗装専用にコンプレッサーを増設し、配管が極力短くなるように塗装ブースの近くに設置するなど各種対策を施した。

    上田敏文社長

     しかし、エアブローによる乾燥は溶剤系と比較して時間がかかり、完全に水が抜け切る前にクリヤーを吹き付けてしまい、トラブルが発生することもあった。そこで2017年、2基ある塗装ブースのうちの1基に、自走式の近赤外線乾燥装置を導入。乾燥時間が大幅に短縮され、水分除去が不完全なことによるトラブルの防止にもつながった。
     水性塗料に対する近赤外線乾燥の効果を実感したため、2020年10月には もう1基の塗装ブースの壁面に、イタリア・CMC社製の後付け式の赤外線乾燥機を設置。新たに導入した乾燥システムは、ブースの左右両面と天井に赤外線ランプを埋め込むシステムで、ブース内のいずれの場所に対しても乾燥が可能。設置した乾燥機の特徴に合わせて2基のブースを使い分けることで、回転率向上を図っている。
     「スタッフの健康リスクを減らすことは、会社のリスク低減に直結する。また、これから若い人を採用していくためには、継続して労働環境の改善に取り組んでいかなければならない。水性クリヤーなども登場しているので、ゆくゆくは完全水性化にも挑戦したい」。労働環境及び作業効率のさらなる向上を目指し、水性塗料に適した作業環境の構築・工程の改善を今後も積極的に推進していく。

    2基の塗装ブースにそれぞれ異なる近赤外線乾燥装置を導入。作業内容に応じて使い分けることで、効率化を図っている

    2020年10月に導入した、ブース壁面埋め込み式赤外線乾燥装置

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