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【ジャパンモビリティショー2025:マツダ、スバル、日産、三菱】独自のパワートレインを搭載したモデルで各ブランドの個性を訴求

マツダはロータリーターボエンジンを搭載する「ビジョンクロスクーペ」を世界初公開

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2026/01/11

 2025年10月31日より11月9日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「ジャパンモビリティショー2025」(以下、JMS2025。主催:日本自動車工業会)。


 当記事では、東5ホールにブースを構えたマツダとスバル、西1ホールにブースを構えた日産と三菱の主な展示内容をお伝えする。


【マツダ】

 2035年「走る歓びは、地球を笑顔にする」を具現化するコンセプトカーとして、「ビジョンクロスクーペ」と「ビジョンクロスコンパクト」を世界初公開した。


「ビジョンクロスクーペ」は、かつての「RX-8」を彷彿とさせながら、全長×全幅×全高=5050×1995×1480mm、ホイールベース3080mmと大幅に車格アップした、ラージサイズのクロスオーバー4ドアクーペ。


 2ローター・ロータリーターボエンジンとモーター、バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載し、最高出力510ps、EV走行航続距離160km、エンジン併用航続距離800kmを確保する。


 また、マツダ独自のCO2回収装置に微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料を組み合わせることで、カーボンネガティブも実現する、としている。

マツダ・ビジョンクロスクーペ

「ビジョンクロスコンパクト」は、人の感覚をデジタル化した「人体・感性モデル」と共感型AIの融合で、人とクルマの絆がさらに深まることを目指したモデル。


 これ以外には全長×全幅×全高=3825×1795×1470mm、ホイールベース2515mmというスペックのみ公開されているが、ボディサイズやデザインの類似性から、次期「マツダ2」の予告とも受け取れる。

マツダ・ビジョンクロスコンパクト

【スバル】

「ブランドを際立てる」を出展テーマとし、「パフォーマンス-E STIコンセプト」と「パフォーマンス-B STIコンセプト」を世界初公開した。


 いずれも「インプレッサ」の発展系といえるミッドサイズ5ドアハッチバックで、「パフォーマンス-E STIコンセプト」はBEVモデル。


 モーターを前後アクスル、円筒バッテリーをホイールベース間に搭載し、従来のスバル車より15%以上低重心化したほか、フロントサスペンションを従来のストラット式からダブルウィッシュボーン式に変更するなど、現行各車種が採用する「スバルグローバルプラットフォーム」の次世代版も示唆する内容となっている。

スバル・パフォーマンス-E STIコンセプト

「パフォーマンス-B STIコンセプト」は、現行インプレッサをベースとしたICV(純内燃機関車)で、前後ブリスターフェンダーや大型リヤウィングなどを装着。さらに、FA24型水平対向4気筒ターボエンジンと6速MT、シンメトリカルAWDを搭載し、操る愉しさを追求したホットハッチに仕立てている。

スバル・パフォーマンス-B STIコンセプト

【日産】

 2026年夏発売予定のミドルラージミニバン「エルグランド」の4代目となる新型モデルを先行公開した。


 モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機を一体化した5in1電動ユニットと、新開発の発電専用1.5L直3ターボエンジンを組み合わせた第3世代のシリーズハイブリッド「e-POWER」、トルクベクタリング4WD「e-4ORCE」、電子制御ダンパーを搭載。


 ADASは「プロパイロット」のほか、高速道路ハンズフリー走行が可能な「プロパイロット2.0」も設定し、後者には新たにレーンチェンジアシストも実装する。


 なお、プラットフォームの刷新が予告されているほか、上側のベルトラインに沿ってルーフ色とボディ色が塗り分けされる2トーンカラー「FUJI DAWN -フジドーン-」×「至極 -シゴク-」が設定されることも要注目点。

新型日産エルグランド

【三菱】

 観音開きドアを採用するクロスオーバーSUV「エレバンスコンセプト」を世界初公開。


 カーボンニュートラル燃料に対応するPHEVシステムを採用するほか、フロントに員ホイールモーター、リヤにAYC(アクティブヨーコントロール)付きのシャフト駆動デュアルモーターを搭載し、四輪独立制御を実現する。


 また、「AIコ・ドライバー」を実装し、ドライバーの好みに沿った行き先や路面状況に応じたドライブモード選択を提案する。

三菱エレバンスコンセプト

(文・写真=遠藤正賢)