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日整連、令和6年度「自動車特定整備業実態調査結果」の概要を発表
ディーラーの整備要員平均年収が初の500万円超え
2025/02/25
日本自動車整備振興会連合会(日整連)は2025年1月29日、令和6年度(=2024年度)「自動車特定整備業実態調査結果」の概要を発表した。
今回の調査結果は2024年6月30日時点のもの。うち整備売上高は2023年7月1日より2024年6月30日までに決算が終了した事業実績で、会計年度としては2023年度実績に相当する。
2024年6月30日時点で存在した自動車整備事業者9万2384事業場の中から2割を対象として調査を行い、有効回答率は40%だった。
総整備売上高は、対前年度比3489億円・5.9%増の6兆2561億円と、3年連続で増加。令和以降最大の伸び率となった。
業態別では、専業が同952億円・4.4%増の2兆2483億円、兼業が同815億円・11.8%増の7716億円、ディーラーが同1515億円・5.4%増の2兆9743億円、自家が同207億円・8.6%増の2619億円と、いずれも増加。
総整備売上高の業態別推移
作業内容別では、車検整備が同649億円・2.6%増の2兆5400億円、定期点検整備が同137億円・3.1%増の4兆568億円、事故整備が同979億円・9.6%増の1兆1198億円、その他整備が同1724億円・8.8%増の2兆1395億円と、いずれも増加した。
作業内容別整備売上高の業態別推移
整備関係従業員数は56万269人で、同8562人・1.5%増加。
整備要員数は40万2025人で、同2255人・0.6%増加。うち女性は1万9335人で、全体の4.8%。
整備士数は33万3047人で、同1792人・0.5%増加。うち女性は1万567人で、全体の3.2%だった。
整備要員1人あたり年間整備売上高(自家を除く)は前年度比5.2%増の1562万7000円。業態別では、専業が同4.3%増の1109万1000円、兼業が同9.1%増の1228万4000円、ディーラーがが同4.9%増の2518万8000円だった。
整備要員平均年齢(自家を除く)は同0.2歳アップの47.4歳。
整備要員平均年収(自家を除く)は同8万5100円・2.0%増の425万7900円。業態別では専業が同3万1800円・0.8%増の381万75000円、兼業が同4万9600円・1.2%増の411万74900円、ディーラーが同19万4700円・4.0%増の509万4300円となり、ディーラーは初めて500万円を超えた。
自動車整備業を取り巻く主要指標の推移