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ネクスタ、パーツセンター愛媛、パーツセンター高知「整備魂2025」を開催。衝突実験に注目集まる

2025/09/12

自動ブレーキシステムが搭載されていない世代の車両から、車両の制御状態や事故時の衝突エネルギーの大きさが記録されることに来場者は驚き、大きな関心を寄せていた

ネクスタ、パーツセンター愛媛、パーツセンター高知は、グループ3社が共催で、2025年9月6日と7日の2日間にわたり、松山市総合コミュニティセンター(愛媛県松山市)にて最新の自動車工具やシステムを一堂に集めた展示会「整備魂2025」を開催した。その中で実車を用いた衝突実験が大きな注目を集めた。


EDRデータ解析で中古車評価の透明化へ

ブリッジ/CDR JAPANによるセミナーでは、実際の車両を使った衝突実験が開催された。実験には、トヨタ・ヴィッツとプリウスが用いられた。

9月6日の実験では、ヴィッツがプリウスに追突する事故を再現。9月7日には、プリウスの助手席側にヴィッツが側面から衝突する形で実験が行われた。衝突後、車両に記録されたEDR(Event Data Recorder)データを回収し、その記録内容や状況を考察して見せた。このセミナーを通じて、EDRデータの活用が、中古車の公正な評価や信頼性の向上に役立つことが示された。


盛況のうちに閉幕

今回の展示会では、この他にも整備作業システム、車検機器、診断機など、多岐にわたる最新機器が展示された 。また、ボッシュ株式会社による「スキャンツールの活用による品質向上とブランド構築」といった、整備事業者の経営に役立つノウハウを学ぶセミナーも実施され、多くの来場者で賑わった 。