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【速報】損保業界に激震、三井住友海上とあいおいニッセイ同和が合併へ 国内首位の巨大企業誕生へ

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2025/03/28

損害保険業界で国内3位の三井住友海上火災保険と、4位のあいおいニッセイ同和損害保険が、2027年4月を目途に合併することが28日、明らかになった。読売新聞、朝日新聞が報じた。両社を傘下に収めるMS&ADホールディングス(HD)が同日、取締役会で合併の検討を決議した。両社もそれぞれ臨時取締役会を開き、合併に向けた協議を進めることを決定した。
今回の合併により、新会社は売上高にあたる正味収入保険料(国内分)で単純合算ベース2兆9922億円となり、東京海上日動火災保険を抜き、国内損保業界の首位に躍り出る。
背景には、少子高齢化や若者の車離れによる市場の縮小、自然災害の多発による保険金支払いの増加など、損保業界を取り巻く厳しい事業環境がある。両社は合併により、経営の効率化、コスト削減、商品開発力の強化を図り、競争力を高める狙いだ。
三井住友海上は法人顧客に強みを持ち、あいおいニッセイ同和は個人顧客、特に自動車保険に強みを持つ。両社の得意分野を融合することで、顧客ニーズに幅広く対応できる体制を構築する。
今回の合併によって東京海上日動、損害保険ジャパンを含めた大手3社で市場の8割以上を占める寡占化が進むことになる。