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【オートモビルカウンシル2025:ボッシュ、ミシュラン、テーエス商会】ヘリテージカーの最新整備技術を紹介

テーエス商会は外板を含む輸入車純正・優良部品とその整備・修理の取り扱いをアピール

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2025/05/12

 2025年4月11~13日に幕張メッセで開催された、新旧名車と自動車文化の展示会「オートモビルカウンシル2025」。

 当記事では、部品関連3社の主な出展内容を紹介する。

【ボッシュ】

 昨年に続き、独立系自動車整備工場のネットワーク「ボッシュカーサービス」(略称BCS)会員工場がヘリテージカーを整備・修理する「ボッシュクラシックカーサービス」(略称BCCS)の工場に見立てたブースを展開。


 その一環として、本国ドイツではすでに行われている「REMANクラシックパーツリペアサービス」を日本でも開始することを告知した。


 同サービスでは、19870~80年代のドイツ車を中心とした、旧車のプレッシャーセンサー、ウォームアップレギュレーター、フューエルディストリビューター、エアフローメーター、ECUなどのリビルトを行う。


 また、BCSのパートナー企業として、モチュールの旧車向けエンジンオイル、BASFの水性ベースコート「R-MオニキスHD」などを紹介した。

「ボッシュクラシックカーサービス」をイメージしたボッシュのブース

【日本ミシュランタイヤ】

 イタルデザインのジョルジョット・ジウジアーロ氏がデザインを手掛けた車両向けのクラシックタイヤを中心に出品。初代フォルクスワーゲン・ゴルフ向けとして「XAS FF」(写真左)、初代いすゞ・ピアッツァ向けとして「XDX」(同右)などを紹介した。

日本ミシュランタイヤのブース内。左が「XAS FF」、右が「XDX」

【テーエス商会】

 輸入車部品商であり輸入車販売・整備・修理を手がける関連会社ももつ同社は、TRWなどZF傘下各ブランド、ステランティスが扱う「ユーロレパー」の優良部品を展示。

テーエス商会のブース。手前がTRWのブレーキ関連部品

 また、部品交換だけでは完結しない整備・修理への対応策として、スキャンツール・ホイールアライメントテスター・エーミングツール兼用機「マキシシスADAS IA900WA」など、オーテルのスキャンツールを紹介・実演した。


 そのほか、テーエス商会は輸入車各ブランドの国ごとに専門スタッフを配備し、輸入車各車の外板部品調達・販売にも強みを持つことをアピールしていた。

オーテル・マキシシスADAS IA900WA

(文・写真=遠藤正賢)