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日本デントショップネットワーク本部、 国内デントリペア技術大会を初開催

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2025/11/18

 日本デントショップネットワーク本部(藤井寛代表)は10月3日、堺市産業振興センター(大阪府堺市)で国内デントリペア技術大会として「デントリペア日本グランプリ2025」を開催した。

 同大会は、デントリペア技術者の技術力向上と市場活性化を目的として開かれ、優勝者と準優勝者は、2026年開催予定のデントリペア国際技術大会「IASRE JAPAN 2026」(同本部主催)において、主催者特別招待選手の出場枠が与えられる。


藤井寛代表

 デントリペア技術者における”日本人最高峰”という称号を賭け、全国から28人が参加。出場者を5グループに分けた全5競技で順位が決定し、上位5人が表彰対象となる。


競技風景

 競技課題は、制限時間25分でドア及びルーフサイドの約5cm四方の凹みで、各選手はその修復技術を競い合った。上位5選手は次の通り(敬称略)。


優勝:原子征也(TOP TECH)

準優勝:小野仁亮(デントフリーク)

3位:石津元規(ナイスデントリペア)

4位:玉木克宜(デントサービス信濃)

5位:鎌倉悟(デントサービス札幌)


準優勝の小野仁亮氏(中央)

見事優勝した原子征也氏(中央)

 ディテーリングやウィンドウリペア関連製品の実演展示会も併催され、多くの来場者の注目を集めた。

 セミナーでは、コールドグルーなどプリング製品メーカーであるPILLONPDR(ブラジル)による製品説明や、自動車内装の修復などを手掛けるアスナル(神奈川県川崎市)による、フリーランス保護新法の解説、JDA日本ディテーリング協会設立が紹介された。


セミナー時に壇上に立つアスナル・宮﨑慎也社長

また全競技が終了した後、昨年のIASRE JAPAN 2025の優勝選手であるDiego Almeida氏によるセミナーも開かれ、自身のデントリペア技術や凹みのとらえ方を伝えた。


多くの来場者がDiego Almeida氏によるセミナーに 詰めかけた

 閉会式で藤井代表は、出展企業、出場選手、運営スタッフなどのすべての関係者に感謝の意を伝え、「デントリペアの技術が正しく普及し、市場としてさらに拡大していけるようさらに努めていきたい」と決意を述べた。