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【オートサービスショー2025・安全自動車】メカニックにやさしい最新の整備・修理機器を数多く展示
塗膜やサビを瞬時に除去できるファイバーレーザー溶接機「サンマックスレーザーRSD-SUNMAX-FL-LCW」を出品
2025/08/05
2025年6月19~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された、自動車整備機器の展示会「第38回オートサービスショー2025」(主催:日本自動車機械工具協会)。
安全自動車は「ANZENはお客様の安全・安心をサポートします」をブーステーマとして、「メカニックが働く上でやさしい労働環境を整え、省人省力化、効率化など、優先度の高い安全作業を実現する製品や半歩先のご提案」として、最新の整備・修理機器を数多く出品した。その中から、要注目の製品をピックアップし紹介する。
【バッテリータイプピットリフト】*参考出品
バッテリーを備えた、大型車のクイック整備向け2柱リフト。配線またはエアホースが不要となるため、メカニックは煩わしさを感じることなく効率良く作業できる。充電はピット収納部に格納することで自動的に行うことを想定。
バッテリータイプピットリフト
【自立式リール架台&ムーバ-ラック】
「自立式リール架台」は床面に設置する支柱式のリール架台。天井近くの空間を空けることができるため、天井走行クレーンの移動範囲を遮らない。上部の架台には写真のように、吊り下げ回転式移動工具ボード「ムーバーラック」やエアコン吹出口など、リール以外のものも取り付けて可動式にすることもできる、中央の支柱はパンチング仕様を選択すれば工具やリフト制御盤も取り付けられる。
自立式リール架台。写真手前左側がムーバーラック
【エイワ・ウィングトルネード】
ホイール直径とタイヤ幅を設定するだけで、ビード落としからタイヤ外しまでの作業を自動で行うことが可能な高機能型タイヤチェンジャー。適応リム径は13~32インチ、最大リム幅は16インチ、最大タイヤ外径は1200mm。
説明員によれば、サイドウォールが硬い低偏平タイヤやランフラットタイヤの方が自動でタイヤを外しやすく、サイドウォールが柔らかく高偏平なエコタイヤなどは上面ビードが外れやすいため手作業が必要になりやすいとのこと。
エイワ・ウィングトルネード
【花粉シミバスター】
トヨタ自動車と共同開発した、自動車専用のヒーター入り電気カーペット。シートを被せて電源を入れ加熱するだけで、ボンネットなどに染み込んだ花粉を約30分で除去できる。熱湯をかける一般的な作業方法では約1時間半必要なうえ火傷のリスクも高いのに対し、安全かつ高効率で、かつメカニックは別の作業に対応できる。
花粉シミバスター
【サンマックスレーザーRSD-SUNMAX-FL-LCW】
元来はレーザー切断機の技術を応用した、光を熱源とするファイバーレーザー溶接機。局所的に熱が入るため溶け込みが深く、歪みが発生しにくいため、アルミニウムなどの高反射素材でも溶接できる。
また、ワイヤーノズルを変更し照射幅を絞れば切断加工、レンズを交換しレーザーの照射範囲を広く取ればプラズマの衝撃波と膨張圧力で塗膜やサビを瞬時に除去することも可能。
サンマックスレーザーRSD-SUNMAX-FL-LCWを用いたサビ取り実演の様子
(文・写真=遠藤正賢)
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