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【ジャパンモビリティショー2025:トヨタ、ダイハツ】カーオーナー一人ひとりのニーズに寄り添うクルマを多彩なコンセプトカーで提案

トヨタは「カローラ」と「ハイエース」、ダイハツは「コペン」などの次期モデルを示唆

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2026/01/10

 2025年10月31日より11月9日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「ジャパンモビリティショー2025」(以下、JMS2025。主催:日本自動車工業会)。


 当記事では、南1・2ホールを占有したトヨタグループ各ブランドのうち、トヨタとダイハツの主な展示内容をお伝えする。


【トヨタ】

「TO YOU」をブランドメッセージとして掲げ、カーオーナー一人ひとりのニーズに寄り添うことを標榜するトヨタは、2026年に初代誕生から60周年を迎えるミッドサイズカー「カローラ」の次世代コンセプトモデルと世界初公開。


 前後オーバーハングが極めて短いクーペライクなセダンボディを採用しながら、投入する市場の道路・エネルギー事情に応じて、BEVだけではなくPHEVやHEV、ICV(純内燃機関車)にも対応可能とすることを想定している。

トヨタ・カローラコンセプト

 また、前回の「ジャパンモビリティショー2023」(以下、JMS2023)の「カヨイバコ」を発展させた商用バンとして、次世代「ハイエース」のコンセプトモデルを出品。短いボンネットをもつ助手席側センターピラーレスボディを採用し、最新の衝突安全基準に対応しながら、側面開口部を最大限拡大して、人の乗り降りや荷物の積み下ろしを容易にする狙いが見て取れる。

トヨタ・ハイエースコンセプト

【ダイハツ】

 ダイハツは「わたしにダイハツメイ」をキャッチコピーとして、ユーザーのニーズを叶える新機軸を備えた軽自動車を提案した。


「K-OPEN」(コペン)は2026年8月の生産終了が発表されている現行2代目「コペン」の次期モデルを示唆するコンセプトカー。JMS2023に出品された「ビジョンコペン」は登録車サイズ・排気量のFRオープンスポーツカーだったのに対し、今回は軽自動車規格内に収まるFRオープンスポーツカーのパッケージを構築。

ダイハツK-OPEN

 現行2代目「コペン」をベースとした「ランニングプロト」も公開し、軽FR商用バン「ハイゼット」のパワートレインを活用しながら、低重心かつ前後重量配分に優れた設計を目指していることを実車で示した。

ダイハツK-OPENランニングプロトのエンジンルーム。3気筒ターボのスラントエンジンが低く奥深くに搭載されている

ダイハツK-OPENランニングプロトの下回り。左右のサイドメンバー間を補剛材でつなぎながら、エンジンとトランスミッションが縦置きされプロペラシャフトを中央に通しているのが見える

「K-ビジョン」は、将来の電動化を見据えた次世代「DNGA」プラットフォームに、シリーズハイブリッドシステム「e-スマートハイブリッド」を軽自動車向けに補機類のレイアウト見直しを含めて小型軽量化したものを搭載した、リヤスライドドア採用の背高軽ワゴン。

ダイハツK-ビジョン

 助手席側はセンターピラーレスとなっているものの、全高は現行「タント」の1755mmに対し「K-ビジョン」は1680mmと低く、「ムーヴ」の1655mmよりやや高い程度に設定されているため、新規車種として市販化される可能性も考えられる。

軽自動車用「e-スマートハイブリッド」

(文・写真=遠藤正賢)