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東京海上日動、新型ドラレコ付き自動車保険を2026年1月提供開始
2025/07/10
東京海上日動火災保険は2026年1月より、個人向けドライブレコーダー付き自動車保険「ドライブエージェント パーソナル(DAP)」の新機種となる「新型・事故自動通報ドライブレコーダー」の提供を開始すると発表した 。月額保険料は500円となる 。
新型端末は、従来の機種に比べ小型化を実現 。事故時の自動通報や映像連携といったコア機能に絞り込むことで、特約保険料を低額に設定した 。
開発の背景と顧客ニーズへの対応
DAPは2017年4月に提供が開始され、これまでに個人・法人合わせて100万台以上の契約を獲得している 。約56,000件の事故に対し、オペレーターへの自動連絡、救急要請応答率100%の迅速な救急対応、事故瞬間の自動映像記録・転送機能などを提供してきた 。
一方で、顧客からは端末のさらなる小型化、取り付け時の負担軽減、機能のシンプル化、低価格化などの要望が寄せられていた 。これらの声に応える形で、今回の新型端末の開発に至った 。
新型端末の特長
新型端末は、事故による強い衝撃を検知した場合に、自動で提携先の警備会社に連絡が入る 。警備会社のオペレーターは前方・車内カメラの映像で状況を把握し、救急車の要請などの初動対応を行う 。
また、ドライブレコーダーの取り付けの煩雑さを解消するため、顧客の自己負担なしで出張取り付け作業を受けられる「取付サポート」も提供される 。これにより、予約システムから取付日を予約すれば、提携業者が指定の場所まで出張し、取り付け作業を実施する 。
端末はカメラユニットとバッテリーユニットに分かれており、カメラユニットは縦約55mm、横約90mm、厚さ約30mm 。画素数は約200万画素で、前方・車内カメラの画角は水平130度以上となっている 。
追加されるサービス・機能
新型端末では、以下のサービス・機能が新たに追加される 。
- 取付サポートの導入: 顧客の自己負担なく、提携業者が指定の場所で新型端末の取り付け作業を実施 。
- 要注意運転アラートの導入: 独自のアルゴリズムで運転開始15分の運転性向を分析し、事故を起こす可能性が高いと判断した場合にメッセージでアラートを発出 。
- 初期設定の大幅な短縮: 最低限の設定作業と事故連絡時のデモ操作のみで初期設定を大幅に短縮 。
- 手動で当社へ映像送信: 事故時にSDカードを抜くことなく、バッテリーユニットの画面操作で常時録画の映像を東京海上日動に転送可能 。
なお、従来から提供している2カメラ一体型端末(月額850円)も引き続き選択可能だ 。
新型のドライブレコーダー。バッテリーと別体で本体が小さくなった(出典:東京海上日動火災保険 プレスリリース)