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踏み間違い加速抑制装置、乗用車に義務化へ
2025/06/19
国土交通省は6月17日、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の搭載を乗用車に義務付けると発表した 。これは、高齢者によるペダル踏み間違い事故の防止を目的とした日本発の安全技術で、昨年11月には国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)で国際基準として合意されていた 。
義務化の概要
- 対象車両: 運転者がクラッチ操作を必要としない乗車定員10人未満の乗用車(電気自動車を含むオートマチックの乗用車)に、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置に係る協定規則」に適合する装置の装備が義務付けられる 。
- 適用時期:
- 新型乗用車:2028年9月1日以降
- 輸入車:2029年9月1日以降
装置の主な要件
- 急発進抑制: 障害物の手前1.0mおよび1.5mに停止状態でアクセルをフルストロークまで踏み込んだ場合、障害物に衝突しないこと、または衝突時の速度が8km/hを超えず、障害物がない状態に比べて30%以上速度が低下していること 。
- 運転者への警報: 視覚警報が必須となる 。
- 機能の解除条件: 解除中の運転者への表示や機能の復帰条件なども定められる 。
国土交通省発表資料