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バレット、軽量化と使いやすさに磨きをかけた32mmコードレスダブルアクションポリッシャーを発売
2026/02/02
電動工具メーカー、ディテーリング専門店として知られるバレット(埼玉県入間郡)は、オービットダイヤ32mmのコードレスダブルアクションポリッシャー「kaiserjp BP-32KJ」を発売した。既存製品の使いやすさを向上させながら、研磨と仕上げを可能にする性能を搭載した同製品の開発の経緯や特徴を酒井亮輔氏に聞いた。
市場ニーズをとらえた32mm ダブルアクションポリッシャー
一般的にDAポリッシャーのオービットダイヤは12、15mmが主流で、一部メーカーでは21mmモデルも展開されている。これに対し同社は新たに32mmという大径のオービットダイヤを搭載したコードレスダブルアクションポリッシャー・kaiserjp BP-32KJを開発した。既存の32mm製品としては、過去に同社が発売したコード式のDP-6500KJがあったが、今回はコードレス化と性能向上を図った新製品となる。
これまでコードレス型のポリッシャーはパワーダウンするという課題があった。酒井氏は「コード式の32mmはすでにあったが、安定したトルクでハイパワーなコードレス型のポリッシャーは出ていなかった。ユーザーから初期研磨から仕上げまでできるコードレス機を求める声が高まり自社での新製品開発がスタートした」と経緯を話す。
開発に3年、バランスを追求した設計
新製品の開発には約3年の歳月をかけたという。コード式とコードレス式の両方の特性を考慮しながら、開発を進めてきた。酒井氏は、「バッテリーの重さが加わることで重心や持った時の感覚が変わり、仕上げ時にバランスが崩れやすくなる問題があった。初期研磨から仕上げまですべての作業をこの1台で仕上げることを目指してきたので、その分バランス取りが最も難しかった」。
この課題に対して、ボデーをシャープにすることや、本体の軽量化、ブラシレス化によってトラブルを最小限に抑える工夫がなされている。
開発過程では10台以上のサンプルポリッシャーを製作。バフの重みや厚みによりバランスが崩れ、研磨傷が入りやすくなることからポリッシャーとバフの組み合わせの試行錯誤にはかなりの時間を費やした。
また、32mmになると振動は大きくなると考えられるが、低振動機構(バランサー)も搭載され、軽量ながら安定した作業が可能となった。「遠心力に耐えられる特殊な素材と製造方法で振動は最小限に抑えられている」と酒井氏。同製品はシングルアクションポリッシャーに近い安定したパワーと使用感を実現し、力を使わずに素早く仕上げられる。
作業者の負担を軽くするポリッシャーとして
特殊設計のバランサーを搭載することで、長時間使用しても疲れにくい設計となった同製品は、これまでの21mmダブルアクションとは異なり、振りが大きいため慣れるまで操作に注意が必要だが、「慣れれば劇的に作業環境が変わる。磨きに関する作業効率を良くし、作業者の負担を少しでも減らしたいという思いで作っている。同製品には我々バレットのスピリットが込められている」。
同製品は2月12日から開催されるIAAE2026での実演、販売を予定しており、「kaiserjp BP-32KJの使いやすさと振動の少なさを是非体験してほしい」。