JOURNAL 

JCWA、「第2回全日本カーラッピング選手権」開催

  • #その他

2025/09/01

 日本カーラッピング協会(JCWA、苅谷伊会長)は5月28 ~ 30日、大阪南港ATCホール(大阪府大阪市)で実施されたSIGN EXPO 2025において、カーラッピングの技能競技大会「第2回全日本カーラッピング選手権」を開催した。

 カーラッピング技術の向上と技術者の育成を目的にしたもので、国内外から30人以上のカーラッピング技術者が参加。2日間の予選でセミファイナル8人の枠をかけて、フロントドアやバンパー、フェンダーなど、ラウンドごとに各パーツへのカラーフィルムのラッピング技術の高さを競い合った。

 最終日にはセミファイナルと決勝戦が行われ、激闘の末、弱冠23歳のトレンコブ海選手(Rinda Factory、大阪府)が優勝を果たした。2位に黒川翔太(ジーマイスター埼玉、埼玉県)、3位に斉藤峻(ヤマックス、神奈川県)、4位に鈴木勇也(GOODWRAP、埼玉県)の各選手が続いた。優勝したトレンコブ選手には、「2025 SEMA SHOWラスベガス」への招待券が授与された。

 JCWAの苅谷会長は、「大会中の選手の作業スピードほどではないものの、カーラッピングの施工時間は年々短くなってきており、臭いや作業音も気にならないのがメリットと言える。また、若者の活躍も目覚ましく、業界の人材確保に寄与できるのではないかと考えている。鈑金塗装業の人たちにもぜひ一つの選択肢として、気軽に門戸を叩いてほしい」と述べた。

 3日間の大会の様子は、同協会の公式YouTubeチャンネルでライブ配信され、アーカイブは上記のQRコードより見ることができる。


決勝戦では90分間で各パーツへ施工し、その精度を競う

ホイールハウスには寝そべりながら裏側まですばやく作業

念願の初優勝を果たしたトレンコブ海選手(左)と苅谷伊会長