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アスナル、「第15回カーディテイリングセミナー&ガレージセール」を開催

宮崎社長が日本ディテーリング協会(JDA)会員専用の「カーディテーリング保険」を紹介

  • #イベント

2025/10/28

 業務用カーディテーリング関連製品の総合商社・アスナル(宮崎慎也社長、神奈川県川崎市)は2025年10月25日、「第15回カーディテイリングセミナー&ガレージセール」を相模原市立産業会館(同相模原市)で開催した。


 カーディテーリング業界内の課題などを議論するセミナー5本のほか、同社取扱製品のメーカー・輸入代理店などが即売するガレージセールも行い、15社・団体が出展。約120人(一般約75人、出展者ほか約45人)が来場した。

「第15回カーディテイリングセミナー&ガレージセール」の様子

 宮崎社長は「JDA日本ディテーリング協会設立とカーディテイリング保険」に、同会の事務局長として登壇。またカーメイクアートプロ社長の丸山義昭社長も同会の会長として登壇し、前日24日に発足した同会の設立趣旨を説明した。

JDA設立趣旨を説明する同会の丸山義昭会長(右)

 宮崎社長は同会の活動内容と、カーディテーリングビジネスにおける作業ミスや天災・労災・係争などで発生した費用を補償する、JDA会員専用の「カーディテーリング保険」を紹介し、双方への加入を促している。

JDAの事業内容、組織と事業計画

「カーディテーリング保険」の補償内容

 また、同イベントの最後には、「フリーランス・事業者間取引適正化等法について」と題した自らのセミナーを実施。


 その中で、2024年11月に施行された同法は一般ユーザーからフリーランスへの業務委託は適用対象にならないものの、フリーランス同士の業務委託は適用対象となることを指摘。また、口約束はNG、報酬は受領日から60日以内、不当な不利益行為の禁止、募集情報の的確表示、育児・介護と業務との両立への配慮、ハラスメント対策体制整備、契約解除・非更新の事前予告・理由開示が求められていることを注意喚起した。

フリーランス・事業者間取引適正化等法の適用対象・対象外の例

 さらに、インボイス制度の経過措置進行についても説明。こうした法令や社会情勢の変化を充分に情報収集し分析を行い、柔軟に対応していくことが、これからのディテーリングショップに求められるとしている。

インボイス制度の経過措置

 その後、閉会の挨拶で宮崎社長は、「カーオーナーに真摯に向き合い、クルマ好きでい続けてもらうために、私たちがいる。世の中の大きな変化に呑み込まれないよう、力を合わせて乗り越えていきたい」と呼びかけた。


 加えて次回以降について、「来年も新しい内容で、皆さんに必ず行きたいと思われるようなセミナーにしたい」と表明し、同会を締めくくった。

アスナルの宮崎慎也社長

(文・写真=遠藤正賢 図=アスナル)