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【オートサービスショー2025・イヤサカ】5つのコーナーで自動車整備業界の様々な課題解決策を提案
水電解水素発生装置と水素バーナー高圧高温洗浄機を参考出品し整備・修理工場の地球温暖化防止を提案
2025/07/31
2025年6月19~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された、自動車整備機器の展示会「第38回オートサービスショー2025」(主催:日本自動車機械工具協会)。
イヤサカは、フットワーク・HUNTER、BP、洗車・環境、大型車整備、車検・一般整備の5コーナーに分け、各分野の課題解決や作業効率アップに寄与する整備機器を展示・実演した。その中から、要注目の製品をピックアップし紹介する。
オートサービスショー2025のイヤサカブース
【ハンターUltimate ADAS】*参考出品
ホイールアライメント測定とADAS(先進運転支援システム)の静的エーミングを1台で作業可能とした、ホイールアライメントテスター兼エーミングサポートツール。
車両情報を読み取ると、フロントのカメラおよびミリ波レーダー調整では「ホークアイカメラセンサー」を用いたターゲット位置の調整、360°モニター用カメラおよびブラインドスポットモニターの調整ではレーザーポインターによるターゲット設置位置の指定を自動的に行うことで、各センサーのエーミング作業時間半減を可能としている。
ハンターUltimate ADASを用いたスバル・ソルテラのブラインドスポットモニター調整作業実演の様子
【車両高さ測定装置/車両寸法測定装置】*参考出品
「車両高さ測定装置」は1基、「車両寸法測定装置」は4基のLiDARで、車両の高さ(と長さ、幅)を測定。車両を通過させるだけで、短時間かつ正確に小型~大型トラックなどの車両寸法を測定できる。特に「車両寸法測定装置」は、従来モデルが車両の各先端にターゲットを設置する必要があるため、作業効率と安全性が大幅に改善されるという。
「車両高さ測定装置」「車両寸法測定装置」のデモ機を用いた寸法測定の様子
【エムケー精工・アクール】
「ジーファイブ」の後継機に位置付けられる、スタッフ洗車機(メカニックなどがカーオーナーの車両と洗車機を操作して洗車を行うフルサービス式の門型洗車機)の最新型ハイエンドモデル。
本体操作部を7インチカラータッチパネルに一新したことで操作性を改善したほか、535本×3列のセンサーで高精度に車形を読み取る「3DスキャンNEO」をスタッフ洗車機として初めて搭載した。
エムケー精工・アクール
【PEM形モジュラー水電解水素発生装置/オートウォッシャーAW-1100F-H2/オートウォッシャーAW-S3N-H2】*参考出品
水素社会実現に向けた「つくる」「ためる・はこぶ」「つかう」取り組みとして、「つくる」PEM形モジュラー水電解水素発生装置と、「つかう」水素バーナーを用いた高圧高温洗浄機2機種を参考出品。従来の石油燃料を水素に代替し、その生成から取り組むことで、整備・修理工場も地球温暖化防止に貢献できることを提案した。
(左奥より)PEM形モジュラー水電解水素発生装置、オートウォッシャーAW-1100F-H2、オートウォッシャーAW-S3N-H2
(文・写真=遠藤正賢)
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