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大阪・関西万博の空飛ぶクルマに東京海上が保険提供

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2025/04/17

東京海上日動火災保険は、2025年大阪・関西万博で運航される「空飛ぶクルマ」に対し、保険を提供することを発表した。 この保険提供を通じて、万博の安全な運営を支え、次世代エアモビリティの発展を後押しする構えだ。

同社は、都市部、離島、山間地域、災害時などにおける「空飛ぶクルマ」の実用化を目指し、2019年から保険の提供を開始している。 三重県での社会実装促進事業や大阪府内での啓発活動、大阪ベイエリアでの航路実現性調査など、様々な取り組みを推進中だ。

大阪・関西万博では、「スマートモビリティ万博 空飛ぶクルマ」の一環として、「空飛ぶクルマステーション」の整備や会場周辺での運航が計画されている。 東京海上日動は、SkyDriveと丸紅が運航する機体に対し、保険を提供する。

SkyDriveは「SD-05 (SKYDRIVE)」、丸紅は「HEXA」と「VA1-100 (VX4)」を使用し、中央突堤、EXPO Vertiport、尼崎フェニックスバーティポートで運航を行う。 運航時期は2025年4月から10月にかけてを予定している。

提供される保険は、機体の損害や第三者への賠償責任、搭乗者の傷害などを幅広く補償する。 具体的には、墜落、不時着、衝突、爆発などによる損害賠償責任や、搭乗者の傷害、機体・装備品の損害などが対象となる。

同社は、今後も「空飛ぶクルマ」のリスクに対応する保険商品やサービスを開発し、社会実装に向けた取り組みを加速させる方針。