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プラスチック補修の新時代を築く「プラスチック補修協議連盟」発足

自動車業界の世界的リーダーが集結、プラスチック補修技術の標準化へ

  • #ニュース

2025/05/15

2025年5月9日、自動車プラスチック部品の補修における新たなグローバルリーダーとして、Plasnomicが「プラスチック補修協議連盟」を正式に発足した。この取り組みは、車体整備業界の専門家や権威が一堂に会し、プラスチック補修技術、ツール、プロセスのグローバルスタンダードを確立し、普及させることを目指す 。  


業界を代表する企業・団体が参加


協議会には、3M、PPG、Polyvance、Mirka、ARA、AkzoNobel、Caliber Collision、Boyd Group、SEMなど、自動車業界で影響力のある組織・企業・機関が参加。そのメンバーは、北米、ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、オーストラリアと、世界各国に及ぶ 。  


品質向上と持続可能な社会への貢献


協議会の重要な使命は、プラスチック補修に関する技術基準と修理技法の推進、教育・トレーニング・認証プログラムの支援、最適なツール・材料・修理方法の特定、自動車製造会社が推奨する修理方法との互換性、そしてプラスチック廃棄物の削減と持続可能な社会の実現を掲げている 。  


PlasnomicのCEO、ブライアン・ドリーホーストは、「これは、世界の車体整備業界にとって重要な節目であり、業界の全ての関係者の皆様にとっても誇らしい瞬間です」と述べている 。  


日本からも奥田照幸氏が参加


協議会には、日本代表として3Harmonyの奥田照幸氏もメンバーとして名を連ねている 。  


今後の展開


Plasnomicは、車体整備業界、自動車製造会社、材料販売・製造企業、損害保険業界、修理技術研究機関など、幅広いパートナーと協力し、自動車プラスチック補修の世界的な技術基準と技法の研究、技術革新と普及を推進していく 。

CEOのブライアン・ドリーホースト氏

協議会メンバー、日本は3Harmonyの奥田照幸氏が名を連ねる(下段右から2つ目)。