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損害保険ジャパン、2025年度車体整備工賃単価を8.05%の大幅値上げ
2025/05/13
損害保険ジャパンは、2025年度の車対整備の工賃単価を全国平均で前年比8.05%(550円)引き上げることを決定した。今回の改定では、従来の改定方針を大きく転換し、物価上昇に加え、過去の価格上昇分を反映した工賃単価の見直しを実施する。
改定額の内訳(全国平均)
- CPIおよびコスト上昇加算: +260円
- 2020年度基準補正: +290円
- 改定額の平均: +550円(8.05%)
今回の改定の背景には、物価上昇の起点となる2020年度からの消費者物価指数(CPI)の上昇に加え、エネルギーコストや人件費の高騰が存在する。これらの要因を踏まえ、過去の価格上昇分を考慮した新たな算定方法を採用した。これは、国土交通省が示した『車体整備事業者による適切な価格交渉を促進するための指針』に沿うもので、消費者物価指数以外の人件費などにも目を向け、車体整備事業者の価格転嫁を同社が積極的に受け入れる形となった。
整備工場の規模に応じた料金体系へ
2025年度の大きな変更点として、これまで全ての車体整備事業者に一律で適用していた引上げ額を、工場の設備や規模に応じて異なる改定額とした。これにより、今後は工場ごとの状況に応じた料金設定が行われることになる。
過去の改定内容
これまでの整備料金改定は、主にCPIの変動に連動する形で行われてきた。
- 2023年度: CPI2.5%に連動し、全国平均で130円の引き上げを実施
- 2024年度: CPI3.2%に加え、企業間コストや労務費などを反映し、全国平均で360円の引き上げを実施
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