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脱着・取替指数に新たにフロントサスペンションメンバーの 単独指数が設定

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2025/11/17

 このほど自研センターは、新たに脱着・取替指数の作業項目としてフロントサスペンションメンバーの単独指数を設定した。

 近年、フロントサスペンションメンバーの大型化が進んでおり、前面衝突事故時に単独で脱着するケースが増えている。しかし従来、指数には単独作業に該当する項目が存在しておらず、このたび新たに単独指数が設定された。設定された項目と指数に含まれる作業は次の通り。

M055
フロントサスペンションメンバ脱着

 エンジン・トランスミッションおよび両側フロントサスペンションの一部がボデー側に取付いた状態で、フロントサスペンションメンバに取付けられているスタビライザ、ステアリングギヤハウジングAssy、両側ロワアームなどを一体で脱着する作業。

M056 フロントサスペンション
メンバ脱着・分解・点検・組立・調整

 フロントサスペンションメンバ、スタビライザ、ステアリングギヤAssyおよび両側ロワアームなどを一体で取外したのち、各部品を補給形態通りに分解、点検、組立、調整を行う作業。

 前提条件は、車両にエンジン・トランスミッション及び両側フロントサスペンションの一部を残した状態で、フロントサスペンションメンバーを単独で脱着、または脱着・分解・点検・組立・調整する作業。対象となるのは、フロントクロスメンバーまたはフロントサイドメンバー前端部にフロントサスペンションメンバー(アンダーパスロッドを含む)が取り付いており、エンジン・トランスミッション及び両側フロントサスペンションの一部をボデー側に残した状態で、単独で脱着する作業方法がカーメーカー発行の修理書に明記されている車種としている。

 なお、同指数はホンダN-ONEe:に初めて設定され、以降は設定可能な車種から順次リリースされる予定。

ホンダN-ONEe:に初めて設定され、以降は設定可能な車種から順次リリースされる予定