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SEMAショー 2025 レポート
整備・補修編 2
2026/01/27
AKZONOBEL
オランダに本拠地を置く塗料・コーティング剤メーカーのAkzoNobelは、Sikkensブランドからリリースしたばかりのベースコート・Sikkens Autowave Optimaといった新製品を披露した。
このベースコートは従来品に比べて作業時間を半減させ、工程を大幅に短縮できるとしている。屋内ブースには同社製品ユーザーのMiller & Son Collisionが製作した2008年型インフィニティ G37(日本名:日産スカイラインクーペ)を展示、派手なオレンジの外装はSikkensブランドの塗料を用いているとのこと。他にも屋外エリアには著名カスタムカーデザイナーのDave Kindig氏とコラボして製作した3台のカスタムカーも展示し、単なるリペアにとどまらず、カスタム業界へのアピールを打ち出した。
CAR BENCH
イタリアで1967年に誕生したCAR-BENCHもボデー修正装置を手がけ、数多くの高級車ブランドからの認定を得ている。今回は特に目立った新製品はなかったが、ボデーリペア関連ホールの中央に大きなブースを構え、ホワイトボデーを載せた自社のボデー修正装置を何台か展示する手法は圧巻だった。ボデーはアメリカのEVメーカー・ルーシッドから提供されたSUV・グラビティのもので、ほかにも同様に同じボデーを用いて展示したメーカーが見られた。
CELETTE
1950年に設立されたフランスのボデー修正装置メーカー・CELETTEはユニバーサル式ジグシステム・カメレオンプラスで有名だが、今回のSEMAショーでは車種別のジグを容易にセットできるAI車種判別システムを紹介した。通常の車台番号や写真による判別だけでなく、手が動かせない状況でも音声認識を用いることで同社のシステムにアクセスし、車種別の情報を閲覧できるとアピールする。
GYS
GYSは1964年にフランスで設立された車体修理機器を専門とするメーカーである。同社が展開するスポット溶接機などは世界各国のカーメーカーから認定を受け、その品質に対して高い信頼を得ている。SEMAショーでは同社の最新ラインアップGYSPOT PTI GENIUSを展示、鋼板の材質や厚み、接着剤の種類を自動で検知して溶接できる機能で作業の効率化をアピールした。
ほかにも、電磁誘導で局所的に加熱するヒーターや、専用接着剤を用いるデントリペアといった火気不使用のソリューションもEVに対する修理が今後増えていく中で注目されている印象だ。