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国交省、保安基準を改正。大型車のEDR装着を義務化
バス用ビルトイン型チャイルドシートおよび運転席以外のヘッドレストの保安基準を定義
2024/06/28
国土交通省は2024年6月14日、道路運送車両の保安基準およびその細目を定める告示等を一部改正。同日公布、翌15日または20日に施行した。
今回の改正は、国際連合欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(「WP29」)第191回会合で、「大型車用事故情報計測・記録装置に係る協定規則(第169号)」および「バスの座席一体型年少者補助乗車装置に係る協定規則(第170号)」が新たに採択されたほか、「シート及びシートアンカーに係る協定規則(第17号)」などの改訂が採択されたことを受けてのもの。概要は以下の通り。
《1.大型車へのEDR装着義務化》
大型車(乗車定員10人以上の乗用車および車両総重量3.5t超の貨物車)に対し、協定規則第169号の要件を満たすEDR(イベントデータレコーダー)の装着を義務化。
【適用日】
新型車:2026年12月1日
継続生産車:2029年12月1日
大型車EDRの国連基準概要
《2.バス用ビルトイン型チャイルドシートの要件定義》
バス(乗車定員10人以上の乗用車)にビルトイン型(座席一体型)の年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)を備える場合には、協定規則第170号の要件を満たさなければならない。
【主な要件】
・ラベル等により使用上の制限を表示すること
・バスの座席を前提として協定規則で定められた試験条件において、従来のチャイルドシート(ビルトイン型ではない取り外し可能なもの)と同等の乗員保護性能を確保すること
【適用日】
2024年6月20日
《3.運転席以外のヘッドレストの要件定義》
自動車の前向き座席に頭部後傾抑止装置(ヘッドレスト)を備える場合には、その座席位置にかかわらず、協定規則第17号に定める運転席ヘッドレストと同等の要件を満たさなければならない。
【適用日】
2026年9月1日
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