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ブリヂストン、エアレスタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始
空気充填が不要でパンクフリー。リトレッドも可能
2024/03/29
ブリヂストンは2024年3月より、エアレスタイヤ「エアフリー」の実用化に向けた実証実験を、同社「ブリヂストンイノベーションパーク」がある東京都小平市近郊の公道で開始した。
ブリヂストンは「エアフリーコンセプト」として2008年より、空気充填の不要な次世代タイヤの開発を開始。今回の実証実験を機に、名称から「コンセプト」を取り、社会実装を見据えた「エアフリー」へと変更した。
「エアフリー」は、タイヤ側面のS字型樹脂製スポークで荷重を支える構造のため、空気充填が不要で、パンクもしないのが大きな特徴。また今回新たに青色スポークを採用することで、日中から夕暮れ時まで高い視認性を確保している。
さらに、路面に接するゴムの部分をリトレッド(摩耗したゴムから新品ゴムへの張り替え)できるうえ、スポーク部にブリヂストンが独自開発した再生可能樹脂を使用し、それをリサイクルすることで、資源の有効活用とサーキュラーエコノミーの実現に貢献する、としている。
実証実験車両に装着された「エアフリー」
将来的には、様々なパートナーとの共創で価値を広げ、高齢化・地方の過疎化・労働不足による移動の制限といった社会課題を解決することを目指す。また、パンクしない特徴を最大限に活かし、タイヤの重要性がより高くなる自動運転と組み合わせることで、より安全性の高い自動運転を目指す計画。
「AirFree」ロゴ
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