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スバル・ソルテラ(XEAM10X、YEAM15X)BPのポイントは?【売りたい車図鑑】
骨格に1500MPa級ホットスタンプ材、ドア類やバッテリーケースなどにアルミニウム合金を多用。ソーラールーフ装着車の取扱は要注意
2023/09/29
【BPのポイント】
新開発の「e-スバルグローバルプラットフォーム」(トヨタの名称は「e-TNGA」)を採用し、980MPa級以上の超高張力鋼板を多用。使用比率は39%に達している。
さらに、フロントクロスメンバー、バルクヘッド下、前後席周辺のフロアクロスメンバー、フロント・センターピラーとルーフレールに、1500MPa級のホットスタンプ材を使用している。

トヨタbZ4X/スバル・ソルテラの高張力鋼板使用部位
また、前後バンパービームとバッテリーケースのほか、ボンネット、フロントフェンダー、ドア類にアルミニウム合金を使用している。その他詳細は下記記事をご参照されたい。
トヨタbZ4X/スバル・ソルテラのホワイトボディ:バッテリーケースを衝突エネルギーのマネジメントにフル活用【人とくるまのテクノロジー展2023横浜】
https://bsrweb.jp/news/detail.php?id=001521

トヨタbZ4X/スバル・ソルテラのホワイトボディ

トヨタbZ4X/スバル・ソルテラのアンダーボディ。青色の箇所はバッテリーケース
ボディカラーはモノトーンが6色、202ブラックをルーフ色とする2トーン色が5種類。
ルーフパネルは標準の鋼製ルーフに加え、前後席の頭上にガラスを備える「パノラマムーンルーフ」を両グレードの4WD車、新開発の太陽電池を4枚搭載して走行中は補機バッテリー、駐車中はさらに駆動用バッテリーにも充電可能とした「ソーラールーフ」を「ET-HS」にメーカーオプション設定。そのほかルーフレールを両グレードの4WD車にメーカーオプション設定している。

パノラマムーンルーフを室内から見た状態
このうち「ソーラールーフ」は、光の屈折率が変わり発電量が低下する可能性があることから、ガラスコーティングは施工不可。シールやステッカーの貼付も不可とされているうえ、ルーフキャリアなども必要がない場合は取り外すことが推奨されている。
また、汚れ(特に落ち葉や鳥の糞は極端な発電量低下につながりやすい)や雪が積もった場合は速やかに取り除く必要がある。
そして、ソーラールーフに強い衝撃を与えたり、先の尖ったもので力を加えたりすると、破損の危険性があるため厳禁。ルーフレール・キャリアの脱着や荷物積み下ろしの際はもちろん、作業中に工具や容器などを置くなどして、不用意に傷つけることがないよう細心の注意を払うべきだろう。
(文=遠藤正賢 写真=遠藤正賢・SUBARU 図=トヨタ自動車)

ソーラールーフの外観
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