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ポルシェジャパンは水平対向6気筒エンジンのメンテナンスを実演【オートモビルカウンシル2023:インポーター1】

マセラティジャパンは電動格納式調光ガラスルーフを採用する「MC20チェロ」を日本初公開

  • #イベント

2023/05/09

 2023年4月14~16日に幕張メッセで開催された、新旧名車と自動車文化の展示会「オートモビルカウンシル2023」。

 当記事では、インポーター5社の主な出展内容を紹介する。

【ポルシェジャパン】
「911 GT3 RS」「タイカンターボクロスツーリスモ」といった現行モデルのほか、1995年式「911カレラ」と、2009年式「カイエンターボ」に近日導入予定の「オフロードパッケージ」を装着した車両を展示。

 さらに、「911」シリーズなどに搭載されている水平対向6気筒エンジンのバルブタイミング調整などを実演し、来場者からの注目を集めていた。

水平対向6気筒エンジンのメンテナンス実演の様子

【マセラティジャパン】
「マセラティ・スパイダーの歴史」をテーマに、1964~70年に生産された「ミストラルスパイダー(3500)」のほか、現行モデルのミッドシップスーパースポーツ「MC20」のオープンモデル「MC20チェロ」を日本初公開。

「空」を意味する「Cielo」の名が与えられたこのモデルは、電動格納式ガラスルーフにエレクトロクロミック (スマートグラス)ウィンドウを採用。高分子分散型液晶 (PDLC)技術を活用したこのガラスは、ボタン一つで透明からスモークへと変化させることを可能としている。

マセラティMC20チェロ

【ステランティスジャパン】
 2022年4月に日本導入した新型「プジョー308」と、2023年2月に日本での販売を開始したばかりの「アルファロメオ・トナーレ」を展示。

 日本で8ブランドを展開するステランティスジャパンのラインアップの中でも、優雅かつスポーティなプジョーとアルファロメオの最新モデルをアピールした。

プジョー308(手前)、アルファロメオ・トナーレ(奥)

【BYDオートジャパン】
 2023年1月より日本の乗用車市場参入第一号車として販売開始したミッドサイズSUV「アット3」を出品し、試乗コーナーも設けたほか、2023年末頃発売予定の後輪駆動をベースとしたミドルラージセダン「シール」を参考出品。

 プレスカンファレンスではBYDオートジャパンの東福寺厚樹社長がプレゼンテーションを行い、「アット3」の販売が好調に推移していることなどを説明していた。

BYD・シール(手前)、アット3(奥)とBYDオートジャパンの東福寺厚樹社長

【アルピーヌ】
 小型ミッドシップスポーツクーペ「A110」現行モデルのうち、CFRP(炭素繊維強化樹脂)を多用したサーキット主眼の軽量高性能モデル「A110 R」と、高級グレード「A110 GT」を出品。

 またヘリテージカーとして、1973年にWRC(世界ラリー選手権)の初年度マニュファクチャラーズタイトルを獲得するなどアルピーヌの基礎を築いた、初代「A110 1600S」の1972年型を展示した。


(文・写真=遠藤正賢)

アルピーヌA110 R