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縦置き用8速AT「8HP」シリーズのカットモデルとそのメンテナンス用品を出品【IAAE2023:ZF(ゼット・エフ・ジャパン)】
ザックス、TRW、レムフォルダ、ワブコのアフターマーケット用部品も展示
2023/04/27
2023年3月7~9日に東京ビッグサイトで開催された、自動車アフターマーケットの総合展示会「国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2023」。
ドイツの大手自動車部品サプライヤー・ZFフリードリヒスハーフェンの日本法人、ゼット・エフ・ジャパンは、ザックス(SACHS)のダンパー、TRWのブレーキおよびサスペンション、レムフォルダ(LEMFOERDER)のシャシー部品、ワブコ(WABCO)の大型車用部品など、ZFが擁する各ブランドのアフターマーケット用部品を出品した。
IAAE2023のゼット・エフ・ジャパンブース
その中でも特に注目を集めていたのは、BMWやステランティスをはじめとして多くの自動車メーカーが採用し、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)やRMT(ロボタイズドマニュアルトランスミッション)を含めた自動変速トランスミッションのベンチマークとも評されている、ZFの縦置き用8速AT「8HP」シリーズのカットモデルと、そのメンテナンス用品だろう。
ZF 8HP
8HPシリーズなど近年のZF製ATの多くは、オイルフィルターが樹脂製オイルパンに内蔵されているため、ATF交換時にはこのオイルフィルター内蔵オイルパンもセットで交換する必要がある。そのための「トランスミッションオイル交換キット」がアフターマーケット向けに用意されている。
ZF 8HPの「トランスミッションオイル交換キット」
またATFもZF純正の「ZFライフガードフルード」シリーズが用意されており、IAAE2023の同社ブースにはZFライフガードフルード5/6/8を出品。それぞれ5速AT「5HP」シリーズ/6速AT「6HP」シリーズ/8HPシリーズに対応(一部例外あり)しており、添加剤の配合なども各ATに合わせて異なっている。
「ZFライフガードフルード」シリーズ
ATFおよびオイルフィルター内蔵オイルパンの交換サイクルは、シビアコンディションで5年または8万kmのいずれか早い方。「8HPなどの持ち味であるスムーズかつ切れの良い変速を維持しつつ、耐用年数を延ばすためにも、これらを用いて定期的に交換してほしい」と、同社説明員は呼びかけていた。
(文・写真=遠藤正賢)
ZF 8HPのカットモデルとアフターマーケット向けメンテナンス用品
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