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BASF、「自動車用OEM塗料カラーレポート2022」を発表
アジア太平洋地域ではグレーのシェアが約6ポイント上昇
2023/02/28
独BASFは2023年1月18日、「自動車用OEM塗料カラーレポート2022」を発表した。
グローバルではここ数年と同様に、2022年に生産された乗用車の大半がホワイト、ブラック、 シルバー、グレーなどの無彩色が優勢だった。
一方、無彩色を選ばない場合にはブルーかレッドが好まれることが多く、またイエロー、オレンジ、グリーン、パープルなど他の有彩色も、世界の多くの地域でシェアを伸ばしている。
市場別動向は以下の通り。
【アジア太平洋】
ホワイトが最も人気だが、2022年はグレーのシェアが約6ポイント上昇。ブルー、レッド、ゴールド、ブラウンからシェアを奪っている。また総数は多くはないものの、ブラウン、グリーン、パープルは、いずれも人気のある色として安定している。
アジア太平洋のデザイン責任者、松原千春氏は「グレーは、かつてないほど魅力的で人気のある色となっている。ユーザーは、無彩色における独自性や個性を追求し続けている。ブルーやパープル味を帯びたグレー系の色が市場に浸透しつつある。ソリッドカラーのような効果やカラーパール効果も加わって、グレーの色域に大きな多様性をもたらしている」と、同地域の傾向を説明した。
【欧州・中東・アフリカ(EMEA)】
無彩色では最も人気のあるホワイトとブラックがシェアを伸ばし、グレーとシルバーがシェアを下げる。
有彩色はブルーが依然として圧倒的優位だがレッドとともにシェアが低下。一方でオレンジの人気が高まり、イエロー、ブラウン、グリーンのシェアが数ポイント上昇した。
【北米】
車両購入時に有彩色の選択肢が少ない傾向にあるものの、ブルーとレッドが依然として優勢。ブルーがトップで、レッドとの差は広がりつつある。またグリーン、イエロー、パープル、ベージュが増え、以前よりカラフルになった。
ブラック、グレー、シルバーなどの無彩色は、特に大型車でシェアが低下。その分、ベージュ、ブラウン、グリーンなどのアースカラーが増え、パープルはカーオーナーのの嗜好の変化に伴ってシェアを伸ばしている。
【南米】
ホワイトが圧倒的に人気で、無彩色ではグレーがブラックを上回るシェアを獲得。大型車やSUVでは無彩色のシェアが最も高く、グレーの新しく多彩な質感が大型車に見られるようになった。
有彩色ではレッドとブルーが安定しており、ブラウンが若干シェアを伸ばしている。これらの色は、小型車で選ばれることが多くなっている。
市場別カラートレンドの概要
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