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水平流を採用し光熱費とCO2排出量を大幅に削減した塗装ブース「CAB-H2」を分かりやすくアピール【高機能素材Week・アンデックス】
冷暖房ユニット「トルネードシステム」、赤外線ハニカム温風ヒーター「IR jet」も出品
2023/01/31
2022年12月7~9日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された、材料および加工機械の総合展「第13回高機能素材Week」、電子ディスプレイ産業展「第32回ファインテックジャパン」、光・レーザー技術展「第22回Photonix」(主催:RX Japan。業界向け商談展のため一般・18歳未満の入場不可)。
高機能素材Weekに出展したアンデックスは、水平流プッシュプル型の塗装・乾燥兼用ブース「CAB-H2」のほか、冷暖房ユニット「トルネードシステム」、赤外線ハニカム温風ヒーター「IR jet」を出品した。
高機能素材Weekのアンデックスブースと「CAB-H2」(奥)、「IR jet」(左手前)
「CAB-H2」は、一般的な上下流(天井より給気し床下へ排気する)式から、水平流(側面後方上部より給気し側面前方で回り込ませ側面後方下部より排気する)式へと空気の流れを変更することで、必要なファン風量を上下流式の約1/3に低減。モーター容量とバーナー熱量も約1/2に抑えることで、光熱費とCO2排出量の大幅削減を実現している。
「CAB-H2」の空気の流れ
アンデックスブースではこの「CAB-H2」を、その構造が分かりやすい展示会仕様で出品し、来場者の関心を集めていた。
側面前後にフィルターが設けられた「CAB-H2」の内部
「トルネードシステム」は、スポットクーラーに対し遠くまで冷風を送ることができ、かつ室外機で屋外に排熱するため工場内の温度上昇を抑制できる冷暖房ユニット。
作業者不在のスペースを人感センサーで検知すると、そのエリア用のユニットだけ自動的に停止。アンデックスでは、床置ダクトタイプとの比較で、作業者が半分になる場合、冷房能力は50%、消費電力は60%削減でき、冷房システム消費効率(COP)は125%に達すると試算している。
トルネードシステム(写真上側)
「IR jet」は、スイッチONと同時に適正温度まで一気に上昇する赤外線ヒーターと、風量・風向ともに均一な風の流れを作り出すハニカム整流板を持つ温風ヒーターを組み合わせた、塗膜乾燥用ヒーター。赤外線と温風をミックスすることで、赤外線照射のみでは難しい複雑な曲面にも、均一に熱を与えることを可能としている。
(文・写真=遠藤正賢 図=アンデックス)
IR jet
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