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「車両直前直左右確認装置にかかる国際基準」がWP.29で日本主導により合意
WP.29副議長に国土交通省の猶野喬安全基準室長が選出
2022/12/27
国際連合の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)は2022年11月14~16日、スイス・ジュネーブにおいて本会議を開催。日本が提案し議論をリードした「車両直前直左右確認装置にかかる国際基準」について合意に至った。
SUVやミニバンなど、車高が高いため直前や側方を直接視認できない車両において、ドライバーがそれらの死角に歩行者、特に背の低い幼児などがいることに気付かず発進すると、接触事故に発展するリスクがある。
「車両直前直左右確認装置」は、こうした事故を防ぐため、車両に近接する前方および側方の死角を補う装置。
今回合意に至った国際基準では、運転席より前方の車体半周0.3m以内にある障害物を直接視認できない場合、5歳児を想定したφ0.3m×1.0mのポールを、ミラーのほかカメラ&モニターやソナーなど、あるいはそれらの組み合わせによって視認・検知できることが、性能要件として規定された。
この「車両直前直左右確認装置にかかる国際基準」は、2023年6月頃に発効となる予定。
「車両直前直左右確認装置にかかる国際基準」概要
また今回の本会議では、次期(2023年)議長および副議長の選挙が行われ、国土交通省自動車局車両基準・国際課安全基準室長の猶野喬(なおのたかし)氏が副議長に選出された。欧州以外の国からの副議長就任は、WP.29の設立以来初。
WP.29副議長に選出された国土交通省の猶野喬安全基準室長
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