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ヘラー、完全電気式ブレーキペダルセンサーの量産開発を受託
2025年よりドイツの自動車メーカーに供給予定
2022/07/28
ドイツの電装品メーカー・ヘラーは2022年7月11日、完全電気式ブレーキペダルセンサーの量産開発を受託したことを発表した。
一般的に「ブレーキ・バイ・ワイヤ」と呼ばれる完全電気式ブレーキペダルセンサーは、従来の油圧式ブレーキとは異なり、純粋に電子デバイスによってブレーキ指令を伝達する。
そのため、一般ドライバーが運転する量産車に実装するにあたっては、制動力のコントロール性をいかに担保するかが重要になるが、ヘラーは「ペダルがロッドを介してブレーキシステムに機械的に接続されている従来のブレーキシステムの操作感を再現した」としている。
一方、完全電子制御のため、自動運転機能やブレーキ機能のカスタマイズ設定に対応可能。またブレーキ・バイ・ワイヤのペダルに軽量なプラスチックのみを使用することで、部品重量を最大で20%削減するほか、取り付けコスト及び部品点数の削減にも寄与する。
ヘラーマネジメントボードの役員でグローバル・エレクトロニクス・ビジネス担当であるビジョーン・トゥウィーハウス氏は、「当社のバイ・ワイヤー技術では、例えばブレーキロッドなど自動車の設計上、常に悩みの種であった多くのかさばるハードウェア部品を排除することができる。ブレーキ・バイ・ワイヤーペダルではこの点を解決することで、自由度の高い車室設計の新しい可能性を創出することができた」と、その意義を説明している。
この完全電気式ブレーキペダルセンサーは、ドイツ・リップシュタットにあるヘラー本社で開発されており、2025年にヘラーの欧州生産ネットワークで最初の量産が開始、ドイツの自動車メーカーに供給される予定となっている。
ヘラーの完全電気式ブレーキペダル(イメージ)
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