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2.0GPa級&1.3GPa級アルミめっきホットスタンプ鋼板をテーラードウェルドブランクしたセンターピラーなどを紹介【人とくるまのテクノロジー展2022横浜:日本製鉄】
電動車向け鉄鋼ソリューションコンセプト「NSafe-AutoConcept xEV」などを出品
2022/07/26
2022年5月25~27日にパシフィコ横浜で開催された自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2022横浜」(主催:自動車技術会)で、日本製鉄は次世代鋼製軽量自動車コンセプト「NSafe-AutoConcept」の技術ラインナップを強化した電動車向けの鉄鋼ソリューションコンセプト「NSafe-AutoConcept xEV」などを出品。電動化、パネル、骨格、シャシー、エンジン&駆動といった、自動車部品のカテゴリーごとに各技術を紹介した。
日本製鉄「NSafe-AutoConcept xEV」
その中で、L字あるいはT字形状のフロント・センターピラーやフロントサイドメンバーなど成形が難しいボデー骨格に、980MPa以上の超高張力鋼板を適用可能とした、加工・量産性を高める材料・成形技術とその実物を数多く展示している。
1470MPa級超高張力鋼板を用いたフロントピラー
また最新の技術として、アルミめっきホットスタンプ鋼板(AL-HS鋼板)のテーラードウェルドブランク(TWB)技術も紹介。
センターピラーのアウターパネルにおいて、上部に2.0GPa級、下部に1.3GPa級のAL-HS鋼板を用いてTWB技術で接合した場合、アウターパネルの上部に980MPa級、下部に590MPa級の鋼板を用いて接合し、さらに980MPa級のリインフォースメントを加えた従来品に対し、約29%軽量化できることを示していた。
(文=遠藤正賢 写真・図=日本製鉄)
2.0GPa級AL-HS鋼板のTWB技術を用いたセンターピラー(右)と従来品(左)との構造比較図
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