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JFEスチールの「ストレスリバース工法」が1.5GPa(1,470MPa)級超高張力冷間圧延鋼板を用いた新型レクサスNXのルーフセンターリインフォースメントに採用
従来構造比約0.3kg軽量化、重心高低減と操縦安定性向上に寄与
2021/10/26
JFEスチールは2021年10月22日、同社が開発した「ストレスリバース工法」が、冷間プレスによる車体骨格部品の強度としては世界最高レベルとなる、1.5GPa(1,470MPa)級超高張力冷間圧延鋼板のスプリングバック抑制成形工法として、新型レクサスNXのルーフセンターリインフォースメントに採用(注:ノーマルルーフのみ)されたことを発表した。
「ストレスリバース工法」を用いたルーフセンターリインフォースメント
「ストレスリバース工法」はバウシンガー効果と呼ばれる、変形の方向を逆にした直後の変形応力は小さくなるという鋼板特性を活かし、プレス成形時に材料に残る応力を低減させる技術。これにより、張力が高くなるほど大きくなるスプリングバックを抑制し、超高張力冷間圧延鋼板の成形性を高めるとともに、金型製作の時間およびコストの削減を可能としている。
バウシンガー効果の説明グラフ
なおトヨタ自動車は、この1.5GPa(1,470MPa)級超高張力冷間圧延鋼板をルーフセンターリインフォースメントに用いることで、従来の構造に対し約0.3kg軽量化。重心高の低減を図り、操縦安定性の向上に寄与したとしている。
新型レクサスNX
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