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難成形部品への超ハイテン材適用を可能とする日本製鉄の新プレス工法「せん断成形工法(NSafe-FORM-SS)」が自動車メーカーに採用
フロントサイドメンバーへ1180MPa級超高張力鋼板が適用
2021/10/25
日本製鉄は2021年10月13日、難成形部品への超高張力鋼板の適用を可能とする新プレス工法「せん断成形工法(NSafe-FORM-SS)」が自動車メーカーに採用され、フロントサイドメンバーへ1180MPa級超高張力鋼板が適用されたことを発表した。
フロントサイドメンバーやリアメンバーなどS字形状の部品の加工に適しているという「せん断成形工法(NSafe-FORM-SS)」は、専用金型を用いるとともに、シミュレーション技術で金型内での鋼材の挙動を解析。鋼材のブランクの形や変形の仕方を変えることで、割れやしわの発生を回避し、1180MPa級超高張力鋼板でも複雑な形状を一気に成形することを可能にしている。
また、この技術を活用することで、超高張力鋼板適用による部品の軽量化に加え、絞り成型法に対し成形荷重が低下して生産性が向上し、材料歩留まりも向上するため省資源化にも寄与する。
なお同社では、「NSafe-FORM」シリーズの1470MPa級以上の冷間成形超高張力鋼板を適用拡大させるとともに、ホットスタンプ工法による2.0GPa級超高強度部材の提案も進めているとのこと。
超高張力鋼板部品を従来工法で成形したもの(左)と「せん断成形工法(NSafe-FORM-SS)」で成形したもの(右)との比較
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