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BASF、塗装技術トレーニングがテュフ認定を取得

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2021/03/15

 BASFジャパン(石田博基社長、東京都中央区)の塗装技術トレーニングが、テュフラインランドジャパン(トビアス・シュヴァインフルター社長、神奈川県横浜市)の定める「自動車補修塗装技術エキスパート認定トレーニング」の認定第1号となった。

テュフ認定証

 同認定は、トレーニングの運営・管理方法、記録、施設、環境、内容、試験などの項目に合格することで取得。自動車補修に必要な知識、技術を有した受講者を、自動車補修塗装技術エキスパートとして認定できる。BASFジャパン・コーティング事業部の前田孝部長は、「R-Mのトレーニングがプログラムの品質・内容から、テュフに認定されたことは非常に誇らしい」とし、「ユーザーの信頼性の高い作業品質を今後も支援していく」とコメントした。
 同トレーニングは受講者の技術に応じて3レベルあり、それぞれ実技や座学を行う。テュフ認定トレーニングに該当するのは「オニキスレベル1/2/3」。これらのトレーニングを修了することで、「自動車補修塗装技術エキスパート」の認定を受けることができる。また、新型コロナウイルス感染防止と受講者への適切なトレーニングのため、定員よりも人数を減らして実施している。

トレーニング風景

 同社トレーニングセンターの石川光世ナショナルヘッドトレーナーは、「受講者には普段通りの作業をやってもらい改善点を修正している」とし、半年先まで受講予約が埋まっている状況に対し「これまでペインターに対する認定がなかったこと、塗装技術のレベルアップは経営者と技術者双方のモチベーションアップにつながることなどが要因ではないか」と分析している。

石川光世ナショナルヘッドトレーナー