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日整連、国内での特定技能評価試験を開始
2020/10/15
日本自動車整備振興会連合会は9月25日より、国内での自動車整備分野特定技能評価試験への対応を開始した。
中小・小規模事業者をはじめとした深刻化する人手不足に対応するため、生産性向上や国内人材の確保に取り組んでもなお人材を確保することが困難な状況にある分野において、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れるための制度が2019年4月1日から施行され、新たな在留資格である「特定技能」ができた。これにより自動車整備分野は「特定技能1号」による外国人技術者の受け入れが可能となり、日整連では2019年12月からフィリピンにおいて自動車整備分野特定技能評価試験を開始してきた。今回国内で同試験を開始することで、別の在留資格で日本にいる外国人技術者が、自動車整備分野の特定技能資格を取得しやすくなる。
外国人が特定技能の在留資格を得るためには、①試験により技能及び業務上必要な日本語の能力評価、②日常生活で必要な日本語能力の評価の2つの試験に合格する必要がある。外国人技能実習制度から特定技能1 号に移行する場合は、「自動車整備職種、自動車整備作業」の第2号技能実習を良好に修了した実習生は①・②とも、職種・作業の種類にかかわらず、第2号技能実習を良好に修了した実習生は②の試験が免除となる。
自動車整備分野における特定技能評価試験では、自動車のシャシ、エンジンに関する知識が学科(○×方式30問)と、実技(図やイラスト等を用いた状況設定において正しい判別・判断ができるかなど、実技面の知識を問う筆記試験)の2科目で問われる。
詳しい試験の内容や合否基準、申し込み方法などは、日整連Webサイト(https://www.jaspa.or.jp/mechanic/specific-skill/)で公開されている。
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