Q&A 鈑金・塗装のご相談
フレーム修正機など大型機材を使用した場合
2022/01/22
Q
- 質問者
kkさん
ジグ式フレーム修正機の使用が必要なおおがかりな修理の場合、フレーム修正機のセットリセットの工賃は計上していただけるのですが、大型機材の使用料は請求したことがありません。フロンガス回収機の使用は指数で0.3~0.4の指数が設定されているのですが、フレーム修正機に限らず溶接機など機材を使った使用料などは見積もりの中に計上してもかまわないものなのでしょうか?
A
- 回答者
プロトリオス
ご質問ありがとうございます。大型機材の使用料の見積書計上について回答させて頂きます。
事故車修理の見積りは、一般的に指数に対応単価(レーバーレート)を掛けて計算します。ご存知のように指数(標準作業時間)は作成時に、作業者や車両、工場設備等の前提条件があります。その中で工場設備について、以下のような条件が設定されています。
・認証を受けるための設備基準に示された機械。設備機器の他、簡易ボデー修正機、ポートタワー、スポット溶接機、アーク溶接機、ガス溶接機など
・内板骨格修正指数においては車両を4点以上で固定し多点引きが出来るボデー修正機、リフト、修正機用エアツールなど指数テーブルマニュアル記載の機器・工具類
※指数テーブルマニュアル(2021年10月発行)より一部抜粋
上記のような条件を元に指数は作成されていますので、大型機器や溶接機等の使用料は計上出来ないものと考えて下さい。また、自社でレーバーレートを計算する場合、工場の総原価が必要ですが、この総原価の中には人件費や設備機器の減価償却費、光熱費等の諸経費全てが含まれます。従って、設備機器に関しては、指数作成の前提条件及びレーバーレートに含まれるものと考える事が出来ますので、見積書での計上は出来ません。
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