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    水性塗料は新たなステージへ

    関ペ、完全オール水性化

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    2023/03/01


     関西ペイントは近日、レタンWBエコEVシステム3.0を発表予定だ。水性クリヤー、水性プラサフの製品改良と、水性プラスチックプライマー(PPプライマー)を新たに加えたことで下地からクリヤーまで一貫して水性塗料で作業できるラインアップが整った形だ。加えて、最大の特長は溶剤型と遜色ない作業性と仕上りを実現したことにある。



    レタンWBエコEVシステム3.0をまとめると……

    ・下地から上塗りまで全てオール水性で行えるラインアップ
    ・水性クリヤーと水性プラサフの作業性、乾燥性、仕上がりが飛躍的に向上し溶剤並みの実用性を実現
    ・業界初の水性の耐スリ傷性クリヤー
    ・水性クリヤーでつや消し仕様を設定
    ・水性プラスチックプライマーが追加




    ■水性塗料が溶剤型と肩を並べた
     レタンWBエコEVシステムは比較対象を溶剤型とし、仕上りはもちろん、作業性も同等に引き上げることを狙って開発された。
     3.0にバージョンアップするにあたり、大幅改良あるいは、追加された商品の主な特長は次の通り。


    <レタンWBエコ EV EQクリヤー>
       ・溶剤系クリヤーと変わらないと塗装作業性で肌作りが容易。
       ・乾燥時間:60℃×20分(現行EVQは60℃×40分)
       ・常温乾燥可能(ただし15℃以上、湿度70%未満)
       ・つや消し塗装可能(各カーメーカーのマット塗色にも対応可能)


    <レタンWBエコ EV ダイヤモンドクリヤー>
       ・業界初となる耐スリ傷性機能を付与した水性クリヤー。
       ・各カーメーカーの耐スリに対応(トヨタのセルフリストアリングコートにも対応)
       ・溶剤系クリヤー以上の仕上り性
       ・良好な磨きやすさ
       ・乾燥時間:60℃×40分


    <レタンWBエコ EV プラスチックプライマー>
       ・1液型で無希釈のため取り扱いが容易
       ・連続2回塗装仕上げ
       ・白濁色で塗装部が判別しやすい
       ・乾燥時間:20℃×15~20分(温風ブローでは1~2分)


    <レタンWBエコ EV EQプラサフ>
       ・乾燥時間:60℃×20分(ELSプラサフは60℃30分)
       ・3タイプの明度設定(L90、L55、L20)
       ・厚付け性が向上(ELSプラサフ比1.5倍)
       ・ウェットオンウェットにより作業時間短縮と高い仕上り品質
       ・プラサフエッジ部が出づらく、チヂミ性良好
       ・添加剤を利用すれば、低湿や大面積にも対応





    ■オール水性の完成と目指したところ
     水性塗料と言えば一般的にベースコートを指す場合が多い。しかし、ベースコートだけを水性化したところで、それ以外が溶剤型であれば、作業者を有機溶剤を使用する作業から解放できない。深刻化する人材不足や法規制への対応を見据えたとき、少しでも早い段階で完全水性化を実現したいと考えた。
     まず、2018年9月のレタンWBエコEVシステムの第一世代では、水性クリヤーと水性プラサフの展開を開始。翌2019年12月には第二世代を発表。水性クリヤーの速乾化と、明度別の水性プラサフをラインアップすることで、作業時間が大幅に短縮された。
     そして今回の第三世代では、水性クリヤーと水性プラサフに更なる改良を加え、また水性の耐スリ傷性クリヤーと水性PPプライマーを製品群に追加したことで、溶剤並みの作業性と仕上りを実現し、かつ全工程を水性で対応できるラインアップが整った。
     水性塗料は溶剤塗料に比べ、作業者の身体への負担が少ないことや、環境に優しいということは言うまでもない。一方で、これまでの水性塗料は十分なラインアップが揃っていなかったことや、特に作業性において課題が残る部分があったことも事実だ。
    だが、その懸念は過去のものになりつつある。[レタンWBエコEVシステム3.0]では、
    仕上り品質、作業性ともに溶剤型に遅れを取らない、真の実用レベルを実現。
    まずは手に取ってその実力を見極めてほしい。





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