JOURNAL 最新ニュース
【DIYSHOW2023:エンパイヤ自動車】昨今の法改正やトレンドの変化に対応したカー用品を数多く紹介
二輪車専用停止表示灯「エーモン工業・パープルセーバーMoto」、電気化学式ガスセンサーアルコール検知器「セイワ・アルチェACC300」を参考出品
2023/09/24
2023年8月24~26日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された、DIY(Do It Yourself。日曜大工)趣味人とホームセンター業界の展示会「ジャパンDIYホームセンターショウ2023」(DIYSHOW2023。主催:日本DIY・ホームセンター協会)。
大手部品・用品商のエンパイヤ自動車は、同社が販売する協賛メーカー10社の製品を幅広く出品した。その中から、昨今の法改正やトレンドの変化に対応したカー用品をピックアップし紹介する。
DIYSHOW2023のエンパイヤ自動車ブース
【大橋産業】
クロスレンチとトルクレンチを一本で兼用できる「クロストルクレンチ5pcセット」や、設定したトルクの値がディスプレイで確認できる「デジタル表示トルクレンチ6pcセット」などを出品。
適切な値でホイールナットを締めつけなければ、トルクが不足していれば脱落、大きすぎればホイールを破損する危険性があることを訴求した。
大橋産業・クロストルクレンチ5pcセット(左)
また、「ローダウン車対応油圧ジャッキ2トン」「油圧式フロアジャッキ2トン」「油圧式ハイリフトジャッキ2.8トン」、計3種類のジャッキを並べて展示。
揚程がそれぞれ85~370mm、135~385mm、150~530mmと異なり、最低地上高の低いローダウンサスペンション装着車やエアロパーツ装着車ならフロア下に入る低さのジャッキ、最低地上高の高いSUVなら高く揚げられるジャッキを選ぶ必要があることを説明していた。
(左より)大橋産業・ローダウン車対応油圧ジャッキ2トン、油圧式フロアジャッキ2トン、油圧式ハイリフトジャッキ2.8トン
【エーモン工業】
三角表示板の代わりに使える、道路交通法施行規則適合品の停止表示灯「パープルセーバー」を昨年に続いて紹介したほか、二輪車専用の「パープルセーバーMoto」を参考出品した。
「パープルセーバー」は奥行き×幅×高さ=33×64.5×123mmなのに対し、「パープルセーバーMoto」は奥行き×高さ=26×39mm(幅は非公表)とさらに小さく、専用収納袋でバイクのシート下に収納可能。使用時は付属のベルトでミラーに巻き付けて装着するか、地面に置いてから点灯する。
視認距離は昼間約300m・夜間約800mで、「パープルセーバー」と同等レベル。連続点灯時間は「パープルセーバー」の約5時間に対し「パープルセーバーMoto」は約14時間と、より長時間のトラブルにも対応可能としている。
エーモン工業・パープルセーバー(左奥)、パープルセーバーMoto(右奥)
【セイワ】
2023年12月1日より、白ナンバー車を所有する事業者に対し、ドライバーの運転前後にアルコール検知器を用いて酒気帯びの有無を確認・記録することが義務付けられる予定であることから、「アルチェ」シリーズのアルコール検知器を2種類出品。
「ACC200」は比較的安価な半導体ガスセンサー検知タイプで、単4乾電池2本で作動。センサー寿命は1500回で、寿命が訪れると本体ごと買い換えが必要となる。また、キシリトールや一部の薬品など、アルコール以外の物質にも反応する可能性がある。
また、電気化学式ガスセンサーを用いた「ACC300」を参考出品。単3乾電池2本で作動し、センサー寿命は5000回と長寿命、かつセンサーのみの交換を可能としている。アルコール以外の物質には反応しにくいものの、計測時間がやや長く、また高価になるという。
いずれも測定結果は0.01mg/L単位で日本語表示、不正防止機能付き。
(文・写真=遠藤正賢)
セイワ・アルチェACC300(左)、ACC200(右)
ログインして コメントを書き込む
投稿する