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シネマエンドレス 「炎の少女チャーリー」
灼熱の怒りを、解き放て!
2022/06/17
アンディとヴィッキーには、生まれながらに不思議な能力を持つチャーリーという娘がいた。彼女が成長するにつれ、その能力は覚醒し始め、多感な10代を迎えるころには、感情の揺らぎに呼応するようにチャーリー自身もコントロールできないパワーへと変化していた。アンディはその能力を懸命に隠し続けようとしたが、政府の秘密組織ザ・ショップはついにチャーリーの存在に気付き、軍事利用しようとスパイを差し向ける。逃亡する親子と追跡する工作員。かくして、チャーリーの特殊能力と秘密組織の壮絶なバトルが繰り広げられるのだった。
スリラー好きなら知らない人はいないスティーブン・キングの傑作「ファイヤスターター」を、ホラー好きなら知らない人はいない制作会社ブラムハウスが新解釈で映画化した超能力スリラー。アンディ役は「テッド・バンディ」や「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンが演じる。
© 2022 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.
「チャーリーちゃん、めちゃくちゃ燃えてるじゃん!」と心配したくなるほど燃えているチャーリー。1984年にあのドリュー・バリモアがチャーリーを演じ、現代にいたるまで多くのオマージュを生み続けている「ファイアスターター」を、2020年8月号で紹介した良作サスペンスホラー「透明人間」の制作陣が新たにリブート。ファイアスターターと言われたらThe Prodigyが真っ先に思い浮かぶ人が多いだろうが、そのイメージをチャーリーが炎で払拭する。
ホラーを熟知したブラムハウス特有の驚かせ方や、後半からのチャーリーの怒濤の超能力シーンは、「もうこれファイヤスターター(発火能力)どころじゃねぇじゃん……」とその成長にドキドキさせられる。望まぬ特殊能力を手にしてしまった少女の葛藤とそれを支えようとする両親の家族愛の一面もある。
もし、筆者がこの能力を手に入れしまったらまっさきにこの中性脂肪と悪玉コレステロールを燃やし尽くすだろう。
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炎の少女チャーリー
監督:キース・トーマス
東宝東和配給
6月17日(金)全国ロードショー
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