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シネマエンドレス 「スパークス・ブラザーズ」
謎に包まれた唯一無二のバンド「スパークス」の世界へようこそ
2022/04/08
半世紀に渡る活躍を続ける兄弟バンドの姿に迫る
兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなる「スパークス」は、1970年のデビュー以来、謎に包まれた唯一無二のバンド。そんな彼らの半世紀にもわたる活動を、貴重なアーカイブ映像やバンドが影響を与えた豪華アーティストたちのインタビューと共に振り返る。
スパークスの魅力を語るのは、グラミー賞アーティストのベックをはじめ、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ジョルジオ・モロダー、デュラン・デュラン、ニュー・オーダー、コラボレーションしたフランツ・フェルディナンドのアレックス、さらには70年代からのファンなど80組にのぼる。
音楽界の“異端児”と呼ばれ、時代と共に革命を起こし続ける<スパークス兄弟>は、なぜこれほどまでに愛され続けるのか。挑戦的かつ独創的な楽曲、遊び心溢れる映像、さらには彼らの等身大の姿までを捉え、その理由を探る。自らもスパークスの大ファンだと公言するエドガー・ライト監督によるカラフルな世界に酔いしれる。今年の音楽映画決定版!
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筆者の推しどころ
ライブの前座をクイーンが務めたこともあるほどの人気を誇るスパークス。1971年から2022年まで25枚のアルバム、345曲の楽曲を発表するなど年齢を感じさせない活動を続ける一方で、人気絶頂からの凋落も気にせず、自分たちの音楽を追究し、新しい挑戦を続ける彼らの姿に続けることの大切さと勇気と笑いをもらえるはず。
兄・ロン74歳、弟・ラッセル69歳。筆者は彼らのライブを「これが最後かもしれないから」という思いから2回観ているが、杞憂に終わりそうなほど元気な姿を見せてくれる。ファンはもちろん、スパークスを知らない人もきっと彼らとその音楽を好きになること間違いなし。「医療の進化に期待して、あと300枚はアルバムを出したい」と話すラッセルに期待するとともに、またフジロックに出演することを待ちたい。ちなみに筆者が1番好きな彼らのアルバムは、イタリアの名プロデューサー、ジョルジオ・モロダーが携わった「No.1イン・ヘブン」。
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